家族って 心と心でしっかり結びついているのよ。
ミセス・ダウトファイア
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ミセス・ダウトは、離婚した父親が子供たちと一緒にいたい一心で、女装をして元妻の家へ家政婦として潜入するという1993年公開のコメディ映画である。主演は、ロビン・ウィリアムズで、1993年世界興行収入は、441.3百万ドルである。 ロビン・ウィリアムズ扮する7色の声を使い分ける俳優のダニエルは、子煩悩だが、自分の信念を曲げない性格で、仕事中にボスともめてクビになってしまう。失業した夫は、以前からうんざりしていた妻ミランダに離婚を宣言されてしまう。協議の結果、週1回しか子供に会えなくなったダニエルは、ミランダの家政婦募集に、初老のイギリス人婦人に変身して採用され、子供たちのいる家へと潜入することになる。何度もバレそうになるところを持ち前の演技力で乗り切り、子供たちのそばにいれるようになるが、ここから、これまで子供たちと遊ぶだけで家事一切をしてこなかったダニエルによる奮闘と騒動が始まることとなる。
深くて可笑しいナンセンスコメディロビン・ウイリアムズ主演の代表的なコメディ「ミセス・ダウト(Mrs. Doubtfire)」。大好きな映画で、劇場やテレビ放映でも観たし、DVDでも何度も観た。この映画の良い所は、離婚訴訟で子どもたちと引き離された主人公の中年男性が仲間の協力を得て女装し(しかも英国出身の大きなおばあちゃん)、亡霊のように家族を守るというありえない設定のドタバタ・ナンセンスコメディーかと思いきや、いまアメリカのみならず世界中で問題になっている離婚による家庭の崩壊、両親の間で葛藤する子供たちの心情を描いているという点だ。あるいは一昔前なら「性格や価値観の不一致」で片づけられていたであろう離婚原因のひとつである“大人の発達障害”について語っているようにも感じられる。ロビン・ウイリアムズ自身、何度も結婚と離婚を繰り返しているし、前妻との間には子どもも何人か居るから余計に説得力がある。ミセス・ダウ...この感想を読む
とても子煩悩だけど、生活能力のない父親のダニエルは、妻に愛想を尽かされ離婚に追いやられてしまいます。しかし子供に会いたくて堪らないダニエルはメイクアップアーティストの兄の力を借りて女装して家政婦に成りすまし、ミセス・ダウトと名乗って、元の我が家に潜入。ダニエルが役者という設定なので、ストーリー上は英国夫人に成りすますのもお手の物でしょうが、ロビン・ウィリアムスの演技にさすがと言うしかありません。ロビン・ウィリアムスのコメディショーを見ていると言っても過言ではない気がします。とは言え、ダニエルの妻で子供たちのお母さん役のサリー・フィールドもとても素敵でした。
大概の離婚は母が親権を持ちます、父親は裁判所が決めた曜日や日数で子供たちに会えます。子供たちを大好きな父親が、ベビーシッターに変身して家庭に入り込むという破天荒なストーリー。しかし、このロビンウイリアムスは驚くべき役者です。アクセントを変えて、そして使う単語も文法も、この年代の女性が使う言葉で見事な話法です。ミセス.ダウト、苗字のダウトは疑わしい、真実味の無いという意味だが、けろっと白状しているところが、これ見よがしで実に良い。大人の都合も理解できる、生きていくのに必死なのも理解できる、でも子供時代は二度と無い、一緒に居たいと思う男親だって居るんだと言うアメリカの子供たちの理想を映像化したような作品です。
性別:男性 所属:失業した俳優 性格:自分の信念を曲げない頑固な性格 特徴:3人の子どもが自分の全てというほどの、子煩悩な父親。 価値観:子供に対する責任感は強い一方で、家庭内の事情についてはてんで無頓着。 物語上での目的:子供のそばにいたい一心で、映画の特殊メイクの業界で成功していたフランクの力...
ミセス・ダウトファイア
ミセス・ダウトファイアが子供のテレビ番組に出演中、両親が別れてしまった子からの質問に対して送ったメッセージ。