最高のツンデレ - 図書館戦争の感想

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映画レビュー数 5,784件

図書館戦争

3.883.88
映像
3.75
脚本
3.25
キャスト
4.50
音楽
3.38
演出
3.50
感想数
4
観た人
6

最高のツンデレ

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.0
キャスト
5.0
音楽
4.0
演出
3.5

目次

キュンキュンしたい人必見! 

「最近ときめいてないなー」と思う女性のみなさん、図書館戦争ですよ!あなたに今必要なのは!

検閲に関する社会派映画とか男性向けのアクション映画だと思ったら、大間違い!いや、間違いではないですが、見方によっては究極のラブストーリーです。激甘恋愛映画です。

いつもは厳しいけど、本当は優しい…そして、ピンチの時には必ず駆けつけてくれる…そんな王子さまみたいな年上男性なんて、嫌いな女子がいますか?!

いや、いないはず!大好物のはず!!

堂上教官ですよ、今のあなたに必要なのは!

現実世界で辛いことがあったとき、仕事で「男がムカつくなー」と思ったとき、画面の向こう側に堂上教官がいますよ!

V6の岡田くんが好きじゃない人も、アンチジャニーズの人も、きっと堂上教官にはときめきますよ!

実際、私はV6では森田剛くんファンなのですが、堂上教官に出会ってから(?)は、岡田くんに浮気気味です。

堂上教官が好みでないあなた!

安心してください!イケメン揃ってますよ!

小牧教官役の田中圭さん、手塚役の福士蒼汰くん、堂上班はイケメン揃いですよ!

有川浩さんの原作ももちろん胸キュンで満載ですが、映画もキュンキュン度合いは負けていません。

だって登場人物がイケメン揃いなんだもの。

あー、堂上教官に「どあほうが」と怒られたい!

そして、「励めよ」と頭をクシャクシャされたい!

壁ドンより、顎クイより、堂上教官ですよ。

迫力の戦闘シーン

岡田くんと言ったら、芸能界随一の武闘派として有名ですよね。

格闘技の腕前はかなりのもので、何種類もの武道の指導できる資格も持ってるそうです!

本人もテレビやインタビュー等でも、「最近は軍人役か侍役ばかり…」と答えていましたが、あのアクションをみたら、監督もアクションさせたくなるでしょうよ、と納得です。

まさに「みろや、この筋肉!カッチカッチやぞ!!」ですよ!

SPのドラマ・映画でも、すごいアクションシーンがたくさんありましたが、図書館戦争も負けてはいません!

「岡田くんの見せ場を作りたくて、戦闘シーン増やしたな?!」と思うほど見せ場たっぷりです。

もちろん日本アカデミー賞で「主演男優賞」と「助演男優賞」をW受賞した実力派なので、戦闘シーン以外の演技も見応えありますよ!

それから、他のキャストのみなさんもかなり体作りをされているようで、田中圭さんや福士蒼汰くんはとても細身なのに戦闘シーンでは、見劣りしない動きがとても素敵です。

そしてなんといっても、イケメン達は怒った顔も疲れた顔も素敵なんですよ、奥さん!

岡田くんが好きだけど、他の二人も好き。うーん、選べない!3人ともお願いします!

熱い友情、仲間の絆

図書館戦争では、恋愛や戦闘シーンに注目しがちですが、友情や絆もすごく描かれています。

郁と柴崎の女同士の友情。

堂上と小牧の信頼関係。

堂上に対する郁と手塚の憧れ。

堂上の部下を必ず守るという決意。

堂上のように目に見えてではないけれど、何かあれば必ず助け船を出してくれる小牧。

いつもはメチャクチャだけど、いざとなったら頼りになる玄田隊長へのタスクフォース全員からの信頼。

そして、図書隊の存在理由と言っても過言ではない仁科指令への忠誠心。

命をかけて戦うためには信頼できる仲間がいてこそなんだと改めて実感させられました。

本を守りたいとか検閲に負けたくないという目標はもちろんですが、なんと言っても「命をかけても守りたい人がいる」これこそがタスクフォースの強みだと思います。

世の中を見つめ直す

図書館戦争の舞台は、「昭和」の後に続く「正化」という時代になっています。

「平成」とは似て非なる時代。

まるでパラレルワールドです。

もしかしたら、もう1人の私も「正化」を生きているかも知れません。

「人々の無関心がこんな時代を作ってしまった」

これは、現代でも起こりうる、いえ、既に起きている事実です。

「良化隊」による検閲は、今のこの世の中ではありません。

でも、私達が知らない間に、知ろうとしないでいる間にたくさんの法律が作られています。

人々が無関心でいる間に定めてしまおうと思って作られた法律が今まで全くないとは言い切れないはずです。

法律は弱いものを助けてはくれません。

法律を学び、自ら行動を起こす人の味方であり、無関心な人々を守ってくれるものではありません。

図書館戦争では、図書や検閲に焦点を当てていますが、原作者や脚本家、監督が訴えたかったことは、無関心が悪であるということではないでしょうか。

今を生きる私達が、今を知らずに生きている。

平和がこのまま続くとは限らないのにそんなこともわからずに。

むしろ知らないままでいて欲しいという人々に踊らされているかもしれないのに。

そんな現代の問題点も描かれている作品です。

男性も女性も老いも若きも、色々な角度から見ることのできる図書館戦争。

まずは「図書館の自由に関する宣言」から学んでみませんか?

知らないことを知ることは、無関心でいるよりとても楽しいことなのだと感じるはずです!

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評価は真っ二つ、世界観を好きになれるかどうか

ツッコミどころが多すぎる世界観そもそも平和ボケした日本人が、争いごとや戦争を舞台に作品を作りたいと思った時、無理やりにでも悪党を仕立て上げ、それに対抗するというシチュエーションを構成しなければならない。それができない場合、どうしても第二次世界大戦など、実際に起きた史実を基に作品を作るしかなくなってしまう。そういう意味では、この作品の原作である小説も、軍隊の上官と部下の恋愛も描きたいという事になると第二次世界大戦では描けないため、架空の戦争状態を現代日本において作りあげ、それに立ち向かうための軍隊なるものを設立しておかねばならない。そうでなければ自衛隊を取材して、自衛隊物の作品を描くしかないだろうと思う。この作品の原作小説に限ったことではなく、家庭用ゲームのRPGや、子供が観る戦隊もののヒーローなどもそうであるが、近年単純に世界征服を狙っている悪者という悪党は語りつくされてしまった感があるせ...この感想を読む

3.03.0
  • tamamatamama
  • 115view
  • 2267文字
PICKUP

図書館戦争

漫画や小説が映画化したものはよく「原作と違う」、「キャストがあってない」、「中途半端」などという意見が出ますが、この作品はあまりそのように感じることはありませんでした。確かにすこしあれ?って思うところはあったけれど、絵や文面から読み取れなかった激しい銃撃戦や体を本を守る、意志を貫こうとする姿がこの映画でこそでるカッコ良さがあった。主人公である郁の成長や思いが現れるシーンはもちろんだが、郁が図書隊員にあこがれたきっかけとなる図書隊員との出会い、郁のちょっとバカっぽい行動や発言がこの作品の素敵なところの1つである。舞台となった図書館もとても魅力的だった。私の中であまり見たことのない図書館だったので、物語にも負けない背景がとても好きでした。上映後には、実際に舞台となった図書館を訪れる方が多かったらしく、TwitterやFacebookなどのSNSでの投稿が多くみられた。 ただ、私的にこの作品に対して残念なとこ...この感想を読む

3.53.5
  • ゆーはゆーは
  • 84view
  • 729文字

俳優陣が原作のイメージとぴったり

主演の榮倉奈々さん、俳優の岡田准一さんは読者の実写化希望のアンケートで1位となったキャスト陣、栗山千明さんは作者が柴崎のモデルとしてアニメ化の際依頼していた人物だそう。なので、俳優陣と原作のイメージがぴったりだと私は感じました。原作を読んでいない両親と自宅で鑑賞した際、「榮倉奈々の方が身長高いのね」と母が言っていましたがそこがいいんだよ!と思いました。原作と設定の違うところ、演出が違うところもありましたが全体を通して丁寧に作られていて原作のイメージを壊さないようにしていたな、と私は思いました。榮倉奈々さんと栗山千明さんが仲良く会話をしている姿は原作の笠原と柴崎のイメージそのまんま(ランチシーンも仲が良くて自然でよかったです)、榮倉奈々さんと岡田准一さんの掛け合いもキュンキュンさせられました。榮倉奈々さん演じる笠原の上官堂島に対して悔しい気持ちとどんどん膨らんでいく尊敬の気持ち、岡田准一さ...この感想を読む

4.54.5
  • じゅりごんじゅりごん
  • 94view
  • 516文字

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