グランド・イリュージョンの評価
グランド・イリュージョンの感想
夢見た世界
騙してなんぼ!始まりから終わりまで油断はしていられない!少しでも目を離すと今見ていた現実と数秒後にみていたものは偽りの世界のものかもしれないのですから。観ている側は平和そのもの、観ていればあ、ここで敵は騙されているのか、トリックに気付けていないのか、などバカにしたいところですが、そんなことを思っている私たちの目の前で観てきた筈の映像が偽りだと分かった時の衝撃と自分の目を疑うトリックに1秒たりとも眼をつぶるのが惜しくなってしまうのです。それぞれが自身のパフォーマンスに自信を持ち特技をわかり合ったうえで元はお互いを信じる事をせず心はバラバラで敵対しあっていた4人のパフォーマーはだんだんと自分たちの戦う相手は今そばにいる仲間ではなく大きな闇の組織であると気付いた。そんな彼らによって結成された犯罪組織はフォー・ホースメンと呼ばれ、数々の天才科学者たちからの難問な仕掛けをクリアしていくが、このトリ...この感想を読む
謎解きが楽しい
ひきこまれた!まず冒頭のカードを受け取った4人が集まってホログラムが再生されるまでの仕組みのところでまずぐぐぐっとひきこまれました。ちゃんと見てる側を映画の中に連れて行ってくれるようなそんな描写ばかりで、あまり深く考えずに見たほうが楽しめる映画だと思います。ただ実際にマジックを本当にやっているわけではないと思うので、リアリティーはなくファンタジーととらえた方が良いかもしれません。ピラニアのところはヒヤッとしましたが、あれがあったおかげでどんなにピンチでもマジックだからあまり不安になるような場面はなかったですね。FBIの車で逃走し死亡したという描写があっても、きっと生きているんだろうなっと(笑)そういう意味ではハラハラするのはなくて残念。つじつまが多少合わなくても全部マジックだからでごまかしている感じはしました。つねに頭に?マーク見所はやはりなんといってもマジックでしょうね。物語の肝となる犯罪...この感想を読む
スタイリッシュな仕掛けで、観客も参加できるマジック
四人の手練れのマジシャンが、謎の人物の導きによってフォー・ホースメンというチームを結成。マジシャンの間で伝説となっている、「アイ」という秘密結社に通じる人物が考えたトリックを使って彼らがステージで演じるマジックは、瞬間移動によって銀行の金庫に眠る大金を盗む、などの不可能犯罪だった。本物のマジシャンであるデビッド・カッパーフィールドが協力しているだけに、ホースメンのひとりになるアトラス(マイケル・アイゼンバーグ)が冒頭で演じるパフォーマンスにも仕掛けがある。路上でパフォーマンスを演じるアトラスが、ぱらぱらとカードをシャッフルして客の女性に1枚覚えさせる。スクリーンにはめくられるカードが正面から映り、客の女性の視点になるので、私たちもカードを選ぶことができる。そのとき、あなた自身が選んだカードもストーリー通りダイヤの7で、それがビルに映るので驚いたのでは?これはカードマジックのフォースとい...この感想を読む