グロリアのあらすじ/作品解説

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グロリアのあらすじ・作品解説

グロリアは1980年に公開されたハートボイルドアクション映画。 1980年代で最初にヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品であり、1994年公開ジャン・レノ主演の「レオン」の"原型"ともいわれている。 俳優としても活躍しているジョン・カサヴェテスが監督を務めており、脚本も同じくジョン自身で執筆している。 1980年公開当時の興行収入は4059万ドル。 主演のグロリアを演じたのはジョンの妻だったジーナ・ノーランズ。(代表作は「こわれゆく女」(1974年公開)) この作品はマフィアによって家族全員を殺害されたフィルという6歳の少年を子供嫌いながらも偶然預けた隣人のグロリアが秘密を握るフィルを守るためにマフィアからニューヨーク中を2人逃避行していくという内容である。 KINENOTEでも平均評点が76点という高い点数を獲得されている。 また、1999年にはシャロン・ストーン主演によってリメイクされているが、グロリアが少年の名前と預かるきっかけがオリジナル版と全く異なっている。

グロリアの評価

総合評価
4.004.00
(1件)
映像
4.004.00
脚本
4.004.00
キャスト
5.005.00
音楽
3.503.50
演出
4.004.00

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グロリアの感想

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かっこいい中年女

間違いなくジーナ・ローランズが好きになる作品です。彼女が演じるヒロインのグロリアは、ある日同じフロアに住むギャングの会計士一家から6歳になる息子、フィルを預かります。この一家はギャングの金を横領した報復に皆殺しにされ、グロリアとフィルは追われる身に。最初はフィルをやっかい者扱いして、あわよくば放り出そうとする彼女でしたが、フィルをさらいに来たギャングたちを銃撃して肝を据えたのか、そこからは生意気なこの子供と反発しながらもなんとか逃亡を成功させようと立ち回ります。ギャング数人を相手に脅しをきかせたり、アジトに乗り込んでボスと交渉したりというハードボイルドさ。そしてこれをやってのけるのがいかにも中年女といった風貌の女性というのがかっこいいところです。緊張感あふれる逃亡劇の合間に、つかのまおばちゃん然とした姿が差し挟まれるのもまた、物語のいいアクセントとなっています。本当にかっこいい女の一つ...この感想を読む

4.04.0
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  • 414文字

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