図書館戦争 - 図書館戦争の感想

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映画レビュー数 5,784件

図書館戦争

3.883.88
映像
3.75
脚本
3.25
キャスト
4.50
音楽
3.38
演出
3.50
感想数
4
観た人
6

図書館戦争

3.53.5
映像
4.0
脚本
3.0
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

漫画や小説が映画化したものはよく「原作と違う」、「キャストがあってない」、「中途半端」などという意見が出ますが、この作品はあまりそのように感じることはありませんでした。確かにすこしあれ?って思うところはあったけれど、絵や文面から読み取れなかった激しい銃撃戦や体を本を守る、意志を貫こうとする姿がこの映画でこそでるカッコ良さがあった。主人公である郁の成長や思いが現れるシーンはもちろんだが、郁が図書隊員にあこがれたきっかけとなる図書隊員との出会い、郁のちょっとバカっぽい行動や発言がこの作品の素敵なところの1つである。舞台となった図書館もとても魅力的だった。私の中であまり見たことのない図書館だったので、物語にも負けない背景がとても好きでした。上映後には、実際に舞台となった図書館を訪れる方が多かったらしく、TwitterやFacebookなどのSNSでの投稿が多くみられた。

 ただ、私的にこの作品に対して残念なところが2点程…。まず1つ目は原作でのキャラクターの個性が映画で少し薄れてしまっているように感じた。原作である小説では、会話文を読んだだけで、「あ、この人っぽい」というイメージが浮かんでそのイメージがモノクロのシルエットだけで描かれているのを見て、またさらにイメージが膨らむ。漫画やアニメでもそのシルエットとあまり差を感じなかったが、実写化となると体格を1番大きく異なってしまう。話し方や仕草もイメージしていたものとは少し異なったいた。最後にあと1つは、映画という限られた時間の中に図書館戦争の魅力あるストーリーが入りきらないことです…。メインとなったストーリーの時間軸がずれているし、その間にあったおもしろいストーリーがないのがとても残念だった。
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他のレビュアーの感想・評価

評価は真っ二つ、世界観を好きになれるかどうか

ツッコミどころが多すぎる世界観そもそも平和ボケした日本人が、争いごとや戦争を舞台に作品を作りたいと思った時、無理やりにでも悪党を仕立て上げ、それに対抗するというシチュエーションを構成しなければならない。それができない場合、どうしても第二次世界大戦など、実際に起きた史実を基に作品を作るしかなくなってしまう。そういう意味では、この作品の原作である小説も、軍隊の上官と部下の恋愛も描きたいという事になると第二次世界大戦では描けないため、架空の戦争状態を現代日本において作りあげ、それに立ち向かうための軍隊なるものを設立しておかねばならない。そうでなければ自衛隊を取材して、自衛隊物の作品を描くしかないだろうと思う。この作品の原作小説に限ったことではなく、家庭用ゲームのRPGや、子供が観る戦隊もののヒーローなどもそうであるが、近年単純に世界征服を狙っている悪者という悪党は語りつくされてしまった感があるせ...この感想を読む

3.03.0
  • tamamatamama
  • 97view
  • 2267文字
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最高のツンデレ

キュンキュンしたい人必見! 「最近ときめいてないなー」と思う女性のみなさん、図書館戦争ですよ!あなたに今必要なのは!検閲に関する社会派映画とか男性向けのアクション映画だと思ったら、大間違い!いや、間違いではないですが、見方によっては究極のラブストーリーです。激甘恋愛映画です。いつもは厳しいけど、本当は優しい…そして、ピンチの時には必ず駆けつけてくれる…そんな王子さまみたいな年上男性なんて、嫌いな女子がいますか?!いや、いないはず!大好物のはず!!堂上教官ですよ、今のあなたに必要なのは!現実世界で辛いことがあったとき、仕事で「男がムカつくなー」と思ったとき、画面の向こう側に堂上教官がいますよ!V6の岡田くんが好きじゃない人も、アンチジャニーズの人も、きっと堂上教官にはときめきますよ!実際、私はV6では森田剛くんファンなのですが、堂上教官に出会ってから(?)は、岡田くんに浮気気味です。堂上教官が...この感想を読む

4.54.5
  • もももも
  • 215view
  • 2049文字

俳優陣が原作のイメージとぴったり

主演の榮倉奈々さん、俳優の岡田准一さんは読者の実写化希望のアンケートで1位となったキャスト陣、栗山千明さんは作者が柴崎のモデルとしてアニメ化の際依頼していた人物だそう。なので、俳優陣と原作のイメージがぴったりだと私は感じました。原作を読んでいない両親と自宅で鑑賞した際、「榮倉奈々の方が身長高いのね」と母が言っていましたがそこがいいんだよ!と思いました。原作と設定の違うところ、演出が違うところもありましたが全体を通して丁寧に作られていて原作のイメージを壊さないようにしていたな、と私は思いました。榮倉奈々さんと栗山千明さんが仲良く会話をしている姿は原作の笠原と柴崎のイメージそのまんま(ランチシーンも仲が良くて自然でよかったです)、榮倉奈々さんと岡田准一さんの掛け合いもキュンキュンさせられました。榮倉奈々さん演じる笠原の上官堂島に対して悔しい気持ちとどんどん膨らんでいく尊敬の気持ち、岡田准一さ...この感想を読む

4.54.5
  • じゅりごんじゅりごん
  • 77view
  • 516文字

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