手ぇ出すなら終いまでやれ!
釜爺
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映画レビュー数 5,784件
新しい主人公設定この作品以前の女性主人公というと、「風の谷のナウシカ」のナウシカを始め、「もののけ姫」のサン、「魔女の宅急便」のキキは、力強く行動力があり逆境をも乗り越える活力を感じさせ、観る者に憧れと勇気と力を与えてくれるような人物像だった。主人公だけではなく、宮崎駿作品に出てくる女性は、力強く生き生きした姿で描かれている。例えば「風の谷のナウシカ」では、風の谷のオババを始め森の一部が菌に侵された時、女性達の対峙の姿は男性顔負けの勇敢さである。「もののけ姫」では多々良で働く女性達の姿や、「魔女の宅急便」ではパン屋のおソノさんを始め魚のパイが得意なお婆さんとそのお手伝いのお婆さんも生き生きと描かれている。もちろん、今回の作品もそうした女性は出てくる。中でも湯屋の従業員兼、千尋の世話係リンは、とても元気でイキイキとしている。しかし、今回の主人公である千尋は、少し内気で弱虫な、何処にでもい...この感想を読む
だと思っています。テーマは主人公の成長、でしょうか。しかしそこは宮崎駿監督、単なるブレイブストーリーを描くということをしない人です。小学生の千尋は家族と引越しの車移動中、森の中で迷ってしまいます。トンネルを抜けた先には奇妙な街が存在し、無人の商店の食べ物を食べてしまった両親は豚になってしまいます。捕獲された両親を助けるべく、千尋は画策してゆくのですが・・・。この物語の冒頭、何とも衝撃的でありました。小学生にとって、親という存在は絶対的なものです。それがいきなり豚ですよ。ここで千尋は、今まで頼りにしてきた大きな後ろ盾を突然失うわけです。こういうことって、実は人生につきものですよね。それをこのテイストで描いたのは、さすがジブリといったところでしょう。余談ですが、ジブリ飯と称される例の大変おいしそうな食べ物、ここの作品では千尋の両親が食べた中華風のアレがベストでしょうね。再現レシピなんかもよ...この感想を読む
千と千尋の神隠しとタイトルがありますが千とは何かわかりますか?千とは千と千尋の神隠しにでてくるユバーバという魔女がつけた名前です。千とハクとの絆はすごいものです!まず、千(千尋)の両親が豚になってから物語りが始まります。小さい頃、千は川に落ちその時龍が助けてくれたそうです。千はハクに乗った時小さい時川に落ちた事をハクに話しました。こはくがわという名前だったそうです。ある時ハクがゼニーバというユバーバの双子の姉から大事なハンコを盗み出しました。そのハンコには呪いがかけてあり「盗んだ者は死ぬように」とかけてあったそうです。ハクはハンコを飲みこみ体の中で何かがハクを苦しめていて千はハクを助けるため川の神様から貰った苦団子をハクに飲みこませ体の中にいた者を吐き出させました。次に私の好きなシーンが出てきます!!ハクが吐き出した黒い物を千が踏んでしまい、釜ジーという足の長いおじさんが千に「えんがちょ」...この感想を読む
よみがな:ぜにーば 性別:女性 国籍:日本 住まい:八百万の神々が集うと言われる湯屋「油屋」。 所属:八百万の神々が集うと言われる湯屋「油屋」の経営主の金にがめつい魔女。 性格:強欲で、思いついたことを何でもズケズケと言って口やかましい。部下はアゴでこき使うくせに、自分の息子は甘やかし放題。見た目...
よみがな:かまじい ニックネーム:自分のことを「扱き使われてるジジイだ」と言っている。 性別:男性 国籍:日本 住まい:湯屋「油屋」のボイラー室。 所属:湯屋「油屋」の釜場でボイラーを担当している老人。「油屋」で使われる湯を沸かし、薬湯の薬を調合する仕事をしている。 性格:仕事に厳しい職人気質の人物...
よみがな:はく 年齢(作品時):外見年齢は12歳。 性別:男性。 国籍:日本 住まい:湯屋「油屋」。もともとは千尋が以前住んでいた家の近くを流れていた「コハク川」。 所属:湯婆婆の弟子であり、湯屋の帳場を預かっている。 性格:不思議の町に迷い込んだ千尋と最初に出会ったのはハクであり、千尋が消えてしまい...
釜爺
ススワタリが運んでいた途中の石炭を拾ったはいいが、結局その後どうすれば良いか分からずオロオロしている千尋への台詞。
銭婆
千尋に対して、名前が思い出せないことについて
ハク
自分の知りえない世界に踏み込んでしまい、行き場の失った千尋に、この世界で生きていくための術を教える場面