関係ない...守りたいから守るんだ
玄野計
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星人は本当に悪者なのか前作の「おこりんぼう星人」が発したセリフで、「お前たちが先に攻撃してきた、だから復讐する」というセリフがあります。そして今作でも黒服星人が「先に攻撃してきたのはお前たちだ」と言っています。それに関してはそもそもの話なのか、おこりんぼう星人のミッションの時に、攻撃したのは確かに人間側からだったので、そのことを言っているのかはわかりませんが、「〇〇星人」と名前は別になっていても、「星人」というひとくくりの関係なのかもしれません。ミッションということで、GANTZ部屋に集められた者たちが星人を倒していくのですが、よくよく見ていくと常に攻撃を仕掛けてきているのは人間側だと言えます(田中星人の場合はラジカセが子どもとぶつかって壊れたことを、攻撃ととるのであればですが)。星人が本当に悪者であれば、GANTZ部屋が存在しているいじょう、星人も存在していると仮定できるため、GANTZ部屋に誰も招...この感想を読む
この作品はアクションが凄い!あの電車でのシーンは見ながら手に汗をかいてしまいました。乗客が巻き添えになるのは見ててツラかったけど、きっとあのシーンが一番の見どころのような気がします。黒服軍団もすごかったけど、その中の綾野剛さんがまたカッコよかったです。でも観ていて加藤になりすまし弟に近づいたりしているシーンはちょっと見ていてつらかったです。吉高由里子さんが次のターゲットになることで仲間割れが勃発。話は目まぐるしく進んでいくんですが、最後の最後、「どうしてそうなることで解決するんだ?」という終わり方は??という感じでした。原作を読んだことがないので是非読んでみたいです。
前作を見ていないとストーリーについていくには少し厳しいかもしれない。けれど、前作から続けて見る価値が十分にあると思う。続き物の映画は続編が出る度に悪くなる印象があるけれど、これは2作で完成、といった印象。前作がGANTZとは何か?という基本編、本作がGANTZとの戦い方、接し方の応用編、という印象。アクションは前作よりもさらに繊細になってパワーアップ。特に電車の中の格闘は殺陣を西洋風にしたような迫力もあり、見ごたえ十分。話しの要素も殺したくない相手がターゲットになったり、加藤vs加藤になったりと色んな方向からおもしろくしようとしているのが実感できる。残念だったのはラストの終わり方だけ。どうしてこの選択をしたらこの終わり方になるのか、という説明がないから分かりにくい。そういうものなのかな、と納得させたけれども。
玄野計
玄野計の愛するたえちゃんが戦いに巻き込まれたところで、気弱で逃げ腰な玄野計が体を張って守るシーン。