魅力的なキャラクターが織りなすからくりサーカスの世界
この作品は何度読んでも面白い!と感じることが出来る作品で、かなりお気に入りです。主人公のマサルは弱虫ないじめられっ子でしたが、鳴海やしろがねや沢山の仲間たちと出会うことで変わっていきます。弱虫ですぐ逃げていた、あの少年がどのように成長していくのか注目です!弱虫なマサルとは対照的に、鳴海は強い、頼り甲斐のある男性です。マサルの憧れであり、お兄さんのような存在です。鳴海の不器用だけど、まっすぐなところは時に面白く、時に涙を誘います。また、鳴海としろがねの関係は「マサルを護りたい」という共通の想いが、徐々に二人の関係を深めていきます。鳴海としろがねはお互いに持っていない魅力を持っているから惹かれ合うのかなと思います。強く、まっすぐで不器用な男と、人形を操るために教育され、笑うことが出来なくなっていたしろがね。二人を慕い、強くなりたいと願うマサル。三人はずっと一緒にいて欲しいものです。ところがマサルを狙う刺客達が次々と襲いかかってきます。読みながら、頑張れ!負けるな!と応援しちゃいます。かなり引き込まれる作品ですね。苦難に立ち向かい幾度と無く乗り越えていく強さに、私も頑張ろうという気持ちになります...。藤田さんの描かれるキャラクターは人間らしさが溢れていて、個性豊かでユニークで...また一人一人の生い立ちも描かれていて、心境の変化や成長を感じることが出来、お気に入りのキャラクターが居ればどんどんハマっていってしまうこと間違いなしです!
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)