おとぎばなしは みんなを出発させても ずっと覚えている。それを楽しんだ 子供だったみんなを。たとえ人が大人になって、そのお話を忘れてしまっても…おとぎばなしは読み手を決して裏切らない。
工藤伽耶
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おとぎ話はあくまでおとぎ話風にしている。藤田和日郎先生特有のキャラクターに対する絵の細かさ、背景のこだわりが魅力的だが、おとぎ話の紹介では最大限にデフォルメにし平面に見せている。これはおとぎ話からキャラクターが飛び出る時の立体的な絵をよりリアルに見せるためで、また少年サンデーに連載されていたため、低年齢層でも一部見やすくしているのではないだろうか。ただ、藤田先生の作品は、アクション、迫力重視なので漫画を見る人は画力があると分かるが初めて見る人に取っては下手くそ、汚い、と思われるかもしれない。月打<ムーンストラツク>と極印青い月の光でキャラクターが凶暴になり暴れまわるが、まず目の中心が左側が欠けてる三日月になる。極印を受けた月光や月光条例者の印は右側が欠けた三日月となっている。月光条例を行い月打を打ち消すというのは、青色の三日月に黄色の三日月を重ねることにより、緑=平和にするという意...この感想を読む
工藤伽耶
おとぎばなしのキャラクターが、自分の愛読者のことはいつまでも覚えていると知り、昔読んだおとぎばなし評論の一節を思い出した場面。
岩崎徳三
孫になにかを教える資格などないというジェハンに向けた一言。
岩崎月光
なんの役にも立たず死ぬ自分の人生は最低だと嘆くネロに向けて、それは違うと語る場面の台詞。