姫様はこの手を好きじゃと言うとくれる。 働き者の綺麗な手じゃと言うとくれます。
風の谷の民
理解が深まる漫画レビューサイト
漫画レビュー数 3,136件
「風の谷のナウシカ」は宮崎駿による漫画作品。一大ブームとなった映画版「ナウシカ」も同氏自身による監督作品だがどちらかと言うと”ダイジェスト的”な趣のものと言え、漫画版のほうがより広大かつ深い物語世界の掘り下げを堪能することができる。アニメ雑誌「アニメージュ」(徳間書店)に1994年まで連載されコミックは全7巻、発行部数は累計1,200万部となっている。 現代の物質文明が終末戦争で滅んだのちの世界で、人と自然がどう共生していくのか模索する少女「ナウシカ」をめぐる物語。異形と化した生態系「腐海(ふかい)」、「蟲(むし)」にとり囲まれた生き残りの人類達の壮大なストーリーが紡がれていく。 漫画版「ナウシカ」の連載は4度の中断(映画版製作などのため)をはさみながら12年間に及んだ。物語のボリューム・奥深さもさることながら、航空機や兵器マニアで知られる宮崎氏の精緻なペンさばきも全編にわたっていて見応えはバツグン。
物議を醸す最後の選択知る人ぞ知るナウシカの原作である。この作品が聖女ものの原点とは言わないが、それでも日本にそんな文化を流行らせたのは明らかにこれってくらい有名な映画の原作である。しかし、そのオチは映画と違ってかなり物議を醸すものであることは、この漫画を読んだ皆さん理解されてることだろう。ナウシカは最後に、墓の主たちの立てた人類救済の計画をぶち壊してしまう。改造された人間の体を、改造されたままに放置することを決断する。ゆえに人類は腐海が消えた先で生きられないことが確定した。少なくとも、生きられる確率が著しく減退した。この選択は、果たして正しいものなのか。これはかなり難解な問いである。本作を読んでいるとなんとなく正しい気がするのだが、どう正しいのかをハッキリ示すというのは難しい。本作を知る友人と何度か話したことがあるが、誰ひとりとしてお茶を濁す以上の説明を提示できなかった。中にはハッキリ...この感想を読む
映画でよく知る内容は実はほんの序章のみジブリ映画最初の作品でも知られる、「風の谷のナウシカ」との出会いは、某ロードショウ番組で放映されていたアニメ映画でした。まだ小学生や幼稚園の時分で、とにかく登場するキツネリスの「テト」がとても可愛くて、本当にいたら一緒に暮らしたいぐらいでした。また、主人公ナウシカが愛用しているメーヴェですが、「乗ったらきもちいだろうなー」と子供ながらの憧れが強くありました。そして時が経ち、大好きなアニメは元々は徳間出版のアニメージュ連載だったことがわかり、親子ともども早速単行本を購入しました。これに関しては全7巻、一切が手書きであらわされている為、若干の見辛さがありましたので、小学生の頃の印象としてはかなりのインパクトでした。目が慣れればあまり苦になりませんが、なにせ複雑な世界観の中、設定としては大戦中となっている為様々な国の歴史を大婆様が語る場面や、解説の部分で何...この感想を読む
語りつくされている本作で語られていない要素漫画版ナウシカのレビューは無数にある。わかりやすい劇場版と違い、漫画版はナウシカの最後の行動に解釈の余地が無数にあるためだ。ナウシカの苦悩、いろいろな国や集団のそれぞれの立場からの論理、そしての行動の是非などいろいろな論点があるのだが、1点、あまり語られないことがある。宮崎駿が漫画を描くことへの賛否だ。宮崎氏は世界中の人が知る巨匠、それは間違いない。日本で彼の名前を知らない人はごく少数だろうし、作品を一度も見たことが無いという人も少ないだろう。だが「漫画」は彼の専門職ではない。確かに書いていることは深い。だがそれを漫画で伝えるテクニックが宮崎氏にあるか?この点を語らずに漫画版ナウシカの解説をするので賛否がより複雑になっていると私は思う。以下その点を解説する。 宮崎漫画をB級と言い切る勇気間違いなく、絵は上手いし世界観は広くて深い。宮崎氏は少年時...この感想を読む
よみがな:くしゃな 年齢(作品時):25 性別:女性 国籍:トルメキア 所属:トルメキアの第4皇女 性格:思慮深く聡明だが冷徹な態度を貫き、喜怒哀楽など個人的な感情を表に出すことは少ない 特徴:容姿端麗かつ優れた武人 価値観:3皇子が行方不明になったため、王位は崩御寸前のヴ王からクシャナに譲られたが、クシ...
よみがな:あすべる 年齢(作品時):16歳 性別:男 国籍:ペジテ市 住まい:ペジテ市 所属:王子 特技:操船術や機械整備 物語上での目的:主人公の意思に賛同し、協力する 声優:松田洋治 家族:両親、妹(捕えらえのちに死亡する)
よみがな:ゆぱ・みらるだ ニックネーム:ユパ様 年齢(作品時):45歳 性別:男性 住まい:風の谷 性格:人格者 ポリシー:争いや殺生を好まない 価値観:争いや殺生を好まない 特技:剣 物語上での目的:腐海の謎を解く
風の谷の民
風の森に住む者の定めと言われている「病」に犯されつつある老人が、 風の森を攻めてきたトルメキアの将軍に捕まったときに言った言葉。
クシャナ
後半村人達と悪者軍が向かい合い、 攻撃にむかうシーン
クシャナ
大群となって押し寄せてくる王蟲を焼き払うべく、巨神兵を出した将軍クシャナに「まだ早いのでは?!」と言った部下に対してクシャナが放った言葉。今でいう林修氏の「いつやるか? 今でしょ!」に通ずるものもあります。