3作目は『セブン』のデイビッド・フィンチャー!! - エイリアン3の感想

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3作目は『セブン』のデイビッド・フィンチャー!!

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
3.5
音楽
4.0
演出
4.0

フィンチャーにとっては、本作がデビュー作。 ここから、『セブン』、『ファイト・クラブ』、『ゾディアック』、『パニックルーム』、『ベンジャミン・バトン』、『ドラゴン・タトゥーの女』などを製作していきます。 本作は、リプリーが坊主になる作品。なぜか欲求不満になって医務主任とセックス。 その他はとくに目新しさはないかな。 宇宙での話なのに、地上の刑務所にいる感じであんまり楽しくない。 最後エイリアンを誘導するシーンとかは、撮り方こそ面白いけど、『シャッターアイランド』で刑務所をぐるぐる走り回るシーンとデジャヴ。 まあ、エイリアンの方が先だけど。 とにかく、もうネタつきた感じになってしまってるね。 まあ3作目を任されて上手くつくるのも難しいけど。 最後鉛で熱して、スプリンクラーで冷やしてって殺し方はなかなか考えたね。 でも、2でエイリアンが銃で簡単に死ぬことが分かってるだけに、3になって武器もなく原始的に殺してく姿が違和感。 これは2と3が逆になるべきだったな。 クライマックスは、孕まされたリプリーが、会社の犬にだけはなりたくないので、本物ビショップ登場もむなしく自害というオチ。 これが最終作かなとおもいきや、4もあるので期待。 それにしても、 1.強酸の血液で溶けない 2.ドロドロに熱した鉛で溶けない 3.銃で簡単に穴が開く これを満たすエイリアンのボディってどんな物質で構成されてるの??

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名作のなかの駄作なのか?

なぜ酷評が起こったのかSFホラー映画の金字塔とまで言われたリドリー・スコット監督の『エイリアン』、“今度は戦争だ”をキャッチコピーに、エイリアンと宇宙海兵の激戦を描いたジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』に比べ、『エイリアン3』は何かと酷評を受ける。しかも不思議なことに、酷評しているのは往々にして熟練の『エイリアン』シリーズファンである。つまり、映画単品としてはつまらない訳ではないものの、“エイリアンシリーズ”としては評価出来ない、ということになる。筆者もそこそこの『エイリアン』ファンを自称しているが、他のシリーズに比べ、『エイリアン3』はそれほど記憶に残らず、さほど面白いとも思わなかった。駄作ではないが、良作ではない。ただ消化するほどの作品、という感想を抱いている。では、『エイリアン3』が何故ファンから酷評を受けるか、検証していこうと思う。『エイリアン』ファンの先輩諸氏の意見を借り...この感想を読む

2.52.5
  • すらりすらり
  • 3051view
  • 2888文字
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リプリーのヒロイン像と共に、人類にとってエイリアンとは何かを追求した宗教的色彩を帯びた、悲愴なまでに美しい作品 「エイリアン3」

リドリー・スコット監督の「エイリアン」第1作は、「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」というキャッチフレーズがぴったりの、暗黒の宇宙をさまよう巨大な宇宙船の内部を、完璧な密室に見立てて、絶体絶命の「恐怖」を追求した作品だったと思います。ジェームズ・キャメロン監督の「エイリアン2」のキャッチフレーズは、「今度は戦争だ」でしたが、これは無数のエイリアンが「女王」を中心に巣食う惑星で、人間対エイリアンの凄まじい死闘が展開される、まさに「ランボー」顔負けの「迫力」の映画でした。そして、リドリー・スコット、ジェームズ・キャメロンに次いで、当時、新鋭だったデヴィッド・フィンチャーが監督した「エイリアン3」では、このシリーズのヒロインたる女戦士、エレン・リプリー(シガニー・ウィーヴァー)が、遂に「殉死」するのです。この「エイリアン3」という映画は、リプリーのヒロイン像と共に、「恐怖」や「迫力」を越え...この感想を読む

4.04.0
  • dreamerdreamer
  • 241view
  • 1765文字

彼女に救いはこないのか

映画評論家の間では、随分と酷評される結果となった今作。今度は囚人惑星を舞台に、武器を持たない人間達と一匹のエイリアンによる壮絶な死闘を描いた作品となっています。前回では、エイリアンの数こそ多かったものの、豊富な火器のおかげで、これをなんとか退ける事に成功したリプリー。ですが今回は、囚人達の流刑地となっている星というだけはあり、武器らしい武器が一つもない状況で、エイリアンに立ち向かっていかなければなりません。シチュエーションだけ観ると、一作目と大分酷似していたりもするのですが、内容的には、どちらかというと人間ドラマを前面に押し出している気がします。それらを安っぽいと思われる人も多いかもしれませんが、エイリアンという恐怖に曝されながらも、必死に生き抜こうとする人間達という絵は、個人的には、観ていて悪くないんじゃないかと思いました。リプリーのその生き様を、しかと見届けてやってください。この感想を読む

4.04.0
  • ピッチャーピッチャー
  • 136view
  • 395文字

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