ミミックのあらすじ/作品解説

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ミミックのあらすじ・作品解説

遺伝子操作による新種の昆虫の恐怖を描いた、1997年公開のアメリカのSF・ホラー映画。監督/原案/脚本は「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ。原作はドナルド・A・ウォルハイム、脚本/原案は「クリムゾン・ピーク」のマシュー・ロビンス。クリーチャー・デザインは「遊星からの物体X」「ハウリング」のロブ・ボッティン。 子供がかかる死の伝染病が蔓延する近未来のNY。媒体となるゴキブリ駆除のため、疫病予防管理センターのピーター博士に依頼され、昆虫学者スーザンは天敵となる昆虫”ユダの血統”を造り伝染病は沈静化。3年後、NYで猟奇連続殺人が発生。彼女のもとに突然変異した巨大な昆虫が届けられ愕然とするが…。 スーザンを「ファイナル・カット」のミラ・ソルヴィノ、ピーターを「抱擁」のジェレミー・ノーサム、ジョシュを「ノーカントリー」のジョシュ・ブローリン、レナードを「エイリアン3」のチャールズ・S・ダットンが演じている。他にジャンカルロ・ジャンニーニ、アレクサンダー・グッドウィンなど。

ミミックの評価

総合評価
3.253.25
(2件)
映像
3.753.75
脚本
3.503.50
キャスト
3.253.25
音楽
3.253.25
演出
3.253.25

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ミミックの感想

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これは現実の問題ですよ!

私自身、大学院で遺伝子改変マウスをつくっていたので、この映画にでてくる遺伝子改変昆虫が拡散して生態系が変わってしまうという現象には一定の理解があります。みなさんはこの映画が単に馬鹿げたホラー映画だとお思いでしょうか。実は農業的あるいは工業的に有用な物質を得たいがために遺伝子改変した昆虫や動植物は世の中にいっぱいいるわけで、それが決して現存する生態系を壊すことがないように今必死に管理している状況です。これは実際に、カルタヘナ議定書というもので遺伝子改変生物の拡散について定めています。しかし実際は完全には防げてはいません。つまりは人為的に遺伝子をいじった動植物が知らないところで繁殖しているという可能性はあるのです。もう映画の内容そのままですよね。ただ必ずしもそれが巨大化したり狂暴化して人間を攻撃するものへと進化するわけではないですし、そもそも自然界で適応できなければ淘汰されて絶滅となります...この感想を読む

3.03.0
  • ABCDEITOABCDEITO
  • 87view
  • 489文字

なりすましにご用心

ミミックといえば、ドラゴンクエストでもお馴染みの宝箱モンスターですね。しかし、そもそものミミックの語源は、生物学用語で擬態という意味を表す言葉からきています。そう、宝箱に擬態しているからミミックというわけなんですね。今作ではミミック(擬態)という言葉がとても大きな要素となっています。舞台は近未来のマンハッタン。ゴキブリを媒介とする流行病に悩まされている人類は、ゴキブリを駆除するため、駆除後自然に死滅するよう遺伝子操作された新種の昆虫を街に解き放つ。その後、ゴキブリの駆除に成功し流行病も沈静化しつつあったのだが、自然に死滅するよう遺伝子操作されたはずの新種の昆虫くんが、死滅どころか逆に突然変異しちゃって、人間へ擬態し捕食する生き物になっちゃうというよくあるお話。人間に擬態するためのフェイスマスクが妙に気持ち悪かったのをよく覚えています。続編も制作されている本作ですが、ご多分に漏れず2以降は...この感想を読む

3.53.5
  • ピッチャーピッチャー
  • 101view
  • 489文字

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