ボニーとクライド/俺たちに明日はないの評価
ボニーとクライド/俺たちに明日はないの感想
アメリカン・ニューシネマの輝ける金字塔 「俺たちに明日はない」
アメリカン・ニューシネマの夜明けを告げる、アーサー・ペン監督の「俺たちに明日はない」は、残酷さと美しさに満ちた、不思議な魅力を持つ作品だ。この映画は、1930年代に実在した二人の若いギャングが主人公だ。アメリカ南部の田舎町で、刑務所帰りの若者クライド(ウォーレン・ベイティ)とウェイトレスのボニー(フェイ・ダナウェイ)が知り合い、気ままな強盗の旅を開始する。ボニーは、けちなかっぱらいにすぎなかったが、可愛い金髪娘に"ええカッコ"をして見せたくて、次第に犯行はエスカレートしていくのだった。といっても、アメリカ中に千数百万人の失業者があふれていた、どん底の大不況の時代だ。破産した農民は、短銃を突きつけられても怖がらないし、凄んで押し入った銀行でさえ、倒産していて金庫の中は空っぽなのだ。映画は、そうした暗い世相を背景にして、この幼稚なチンピラ強盗の無軌道ぶりを、ユーモラスにとらえて見せる。だが、ガソリン...この感想を読む
ボニーとクライド/俺たちに明日はないに関連するタグ
ボニーとクライド/俺たちに明日はないを観た人はこんな映画も観ています
- 俳優
- カトリーヌ・ドヌーヴ、他
- 俳優
- ポール・ニューマン、他
- 監督
- ジョージ・ロイ・ヒル、他
- 監督
- 宮崎 駿
- 俳優
- オメロ・アントヌッティ、他
- 俳優
- アンソニー・クイン、他
- 監督
- デビッド・ リーン、他
- 前へ
- 次へ