ペリクリーズのあらすじ/作品解説

あまり有名ではないですが

ハムレットやロミオとジュリエットのように有名な作品ではないですが、壮大なスケールで描かれる話はシェイクスピアの作品の中でも気持ちよくハッピーエンドで終わる気持ちのいい作品のひとつです。実際にシェイクスピアの生きていた１７世紀前半のイギリスでも大人気で上演されていた作品らしいです。話は近親相姦の罪を犯した王の娘にペルクリースが求婚しに行って、王のなぞなぞからそれを見破って命を狙われるという、シェイクスピアらしいギリシャ悲劇的なえげつない話からはじまり、運命に翻弄されながら妻や娘と離れ離れになります。しかし、最後は出来過ぎなハッピーエンドで終わるのですが、それが善行を行ったらハッピーエンドで終わって欲しいというシェイクスピアの願いが見えるようで面白い。