言い寄るのあらすじ/作品解説

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言い寄る

3.253.25
文章力
4.00
ストーリー
3.25
キャラクター
3.25
設定
3.25
演出
3.25
感想数
2
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言い寄るのあらすじ・作品解説

言い寄るは、1974年に文藝春秋に掲載された田辺聖子の短編恋愛小説である。後編として「私的生活」「苺をつぶしながら」と続き、約30年後の2010年に、復刻版として講談社文庫からこの3作品を、彼女の最高傑作としてまとめた短編文庫が刊行された。ある程度、年を重ねた女性に焦点を当て、心の動きを丁寧に描写しながら終始関西弁で物語を展開していく。 主人公で31歳の乃里子は、自由な一人暮らしをするフリーデザイナー。彼女は愛する対象ではないのに気が合う金持ち色男の剛と、初めての悦楽を教える中年男、趣味人の水野に言い寄られる女性であった。恋に仕事に欲しいものは手に入れてきた人生。しかし心から愛した男、五郎にだけは自分から言い寄れないもどかしさがある。好きなのに手に入らない一方で、好かれる人に言い寄られる狭間に揺られていく色恋沙汰の物語。ロマンチックに描かずどこかリアリティのある作風に引き込まれる読者の支持を得た。

言い寄るの評価

総合評価
3.253.25
(2件)
文章力
4.004.00
ストーリー
3.253.25
キャラクター
3.253.25
設定
3.253.25
演出
3.253.25

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