現代民話考のあらすじ・作品解説
現代民話考は、国際アンデルセン賞など多くの児童文学賞を受賞する松谷みよ子が収集した日本全国各地に口承で伝わる現代民話の集大成である。 民話といえば明治以前の時代のものという印象があるが、現代民話は文明開化の明治以降から昭和初期の近代のものであり、実際に人々の口から口へと伝わってきた不思議で奇妙な話が体験者の語り口そのままに淡々とつづられている。民話としては馴染み深い、河童の目撃談、天狗、神かくし。木霊や植物、狸(むじな)、狐、山犬、猫など身近な自然や動物にかかわる話、臨死体験や死者があらわれた話。明治時代に各地で目撃された突然消える汽車、偽汽車などの乗り物に関する話、テレビ、ラジオの怪談と近代ならでは怪異譚と幅広いテーマの民話が収録されている。また暗い時代の世相を色濃くあらわす戦時下の庶民の体験談、軍隊、戦争にかかわる話は多い。近代の都市伝説の原型とみられる話もあり、文献的価値が高い資料ともなっている。
現代民話考の評価
現代民話考の感想
こういった事実があったことを確認しましょう。
この辺りの時代の人たちはなにかと苦労した人が多いですね。戦争の時代の人たちは明日が我が身の如くその、生活を恐怖でおわれていたのですから、精神的なダメージも致し方ありません。またそんなさなかでの不法な次々のニュースに頭をなやませたのではないでしょうか。現代の日本人はそのことを再確認するべきであり今後どうすればこのような自体を避けれるのかをよく考えて行かなければならないのではないでしょうか、この本はそんな方たちにおすすめです。また読んでいけば分かりますが、かなり細かい鮮明な部分まで書かれていますので。読んでいて理解でします。こういう本は現代人はしっかり確認の意味を込めて読んでみましょう。