小暮写眞館の評価
小暮写眞館の感想
さすがの宮部作品でした
面白いから読んでーと友人からのすすめ＆貸してもらい読み始めた一冊です。家族とともに、古い元写真館へ引っ越してきた英一くん。風変わりな両親の決断で外装リフォームなし看板も残したままの状態だったのが誤解の元で・・舞い込んでくる奇妙な写真。じっくりと事件の真相を探っていくストーリーは穏やかで包み込んでくれるような雰囲気。しっかり謎を解いていく中、人間のリアルな姿も浮かびあがってきますが、後味は悪くなく最後まで優しい雰囲気が貫かれています。そして登場人物たちのキャラがいい！テンコ、コゲパンや、かわいい弟ピカちゃんなど魅力的なキャラがたくさん。ドラマでも放送されていたのを知り、映像でもぜひ見てみたい。
travailler
のんびりと休憩を入れながら読み終えました。
小暮写真館の本発売を新聞広告で見たとき特に（その時は）好きな作家さんでもなかったのになぜか心惹かれるものがありました。書店に行くたび、キレイな装丁に目を奪われつつもあまり読んだことのない作家さん、７００ページという長編にちょっと手が出ませんでしたが図書館で見つけたときは、エイヤっと借りてしまいました。結果、良かったと思います。長かったけれど４つのお話が１つになっているから長いのであって休憩をいれながら、少しずつ大事に読みすすめても楽しめる本でした。高校生の主人公、花菱英一君が小暮写真館の心霊写真の秘密や、周りの人たちとのふれあいを通じてどんどん変わっていくのが微笑ましかったです。
ERIMARU
