言い寄るの評価
言い寄るについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
言い寄るの感想
本命にだけは言い寄れない、そんな女心。
書評が良さそうなので、初めて田辺聖子さんの本を読みました。結果、私には、そこまではまる理由が分からないというのが正直な気持ち。金持ちの男や既婚者との恋には自由奔放に、のびのびと振舞うノリコ。だけど、ずっと片思いの吾郎にだけは素直に言い寄ることができない。そういう女心や感じ方は、いつの時代も変わらないなぁと共感できるのですが古い作品なだけに、言葉遣いや時代背景・考え方が(当たり前ですが)違っていてすんなりと入り込めない感じがしました。3部作の始めなので、続けて読んでいけば慣れて面白くなるのかもしれませんが私は、今のところ次の2作品を読むかは保留中です。