手塚治虫の悪いパターン、盛り過ぎ・ケア無し・まとまり無し でも良い点を挙げてみよう
手塚自身も納得していない残念な作品講談社発行の手塚治虫漫画全集のあとがきには手塚本人が本作について全く納得していない記述が見られる。その趣旨は以下のようなものだ。・虫プロなどの所持会社が経営的に大きく傾いた時期の作品で停滞期だった。・テレビアニメの企画先行で漫画版はそのPRの為のものだったので自由に書けなかった。・この漫画の良かった点はノラキュラがデビューしたことくらい。と、作品内容はほとんど触れておらず、あとがきというよりほぼ愚痴と言い訳のみが記されている。作者自身が言う通り、正直見るところは少ない。内容はちぐはぐで唐突な上に、どこかで見たようなネタも多い。SF、アクション、社会性、友情、人類批判、お色気、とにかくてんこ盛りだけどさっぱりまとまりがない、ごった煮漫画になってしまっている。こんな具合なのでレビューとしても悪い点ばかり上げてしまいそうになるがそれは誰もがやってることだろう...この感想を読む
1.51.5
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