アドルフに告ぐのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,081件

アドルフに告ぐ

3.503.50
画力
5.00
ストーリー
4.50
キャラクター
2.50
設定
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演出
3.00
感想数
1
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アドルフに告ぐのあらすじ・作品解説

アドルフに告ぐは、1983年から1985年まで漫画誌ではなく週刊ジャーナリズム雑誌「週刊文春」に連載された作品である。第二次世界大戦中の日本とドイツが背景である。共同通信の特派員としてベルリンオリンピックの取材に来た峠草平は、ドイツに留学中の弟、勲と会う約束をしていたが、勲が謎の死をとげる。やがて勲がヒトラーに関する重大な文書を日本に送ったという事実が明らかになる。時を同じくして、神戸の日本領事館員のカウフマンもこの文書の行方を追っていた。彼にはアドルフという息子がおり国粋主義者として育てようとしていたが、アドルフは父親を恐れる一方で反感を抱いていた。彼の親友であるアドルフ・カミルがユダヤ人であったからである。アドルフ・ヒトラーが支配する時代に翻弄された2人のアドルフの運命を描いたシリアスドラマである。 手塚治虫はこの作品にて1986年、第10回講談社漫画賞(一般部門)を受賞している。 また本作品は2015年、舞台化されており、峠草平を鶴見辰吾が演じている。

アドルフに告ぐの評価

総合評価
3.503.50
(1件)
画力
5.005.00
ストーリー
4.504.50
キャラクター
2.502.50
設定
4.004.00
演出
3.003.00

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アドルフに告ぐの感想

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エンタメじゃないと思うなら、今の私にもきっといいんだ。

大変率直な話。感情移入できない!私は37歳だ。マンガ読みの歴史からすると大変な若輩者であろう。しかし、今は幼少期からマンガを読む時代。私のような中年ですら入り込めないこの物語を、子どもたちはどのように読むのか。絵で受け入れられないのではない。奇子、ガラスの城の記憶など、大人が読むことを意識した時の劇画寄り手塚絵。日本漫画界の始祖として考えてもいいであろう絵なのに、こと絵に対しては手塚漫画にまったく抵抗は感じない。多分、子どもにアトムやユニコを見せても受け入れることだろう。戦後盛り上がった日本漫画界の重鎮たちの絵が漏れなく古びてきて、「昔はこんな職人芸で紙面を作っていたんだねフィルター」をかけないと見られなくなっているのにこれは本当にすごいことだと思う。当然、演出やコマ割りも問題ない。もちろん、第10回講談社漫画賞一般部門を受賞した名作で、業界的な評価も高いと言える。しかしそれでも、物語は他...この感想を読む

3.53.5
  • 中山今中山今
  • 13view
  • 3680文字
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アドルフに告ぐの登場キャラクター

アドルフ・カミル

性別:男性 住まい:元町のパン屋「ブレーメン」 所属:ドイツから神戸へと亡命したユダヤ人 性格:自分の信念を貫き、何事も簡単には諦めない、逞しい精神の持ち主。 特徴:長い日本暮らしのため、流暢な関西弁を話すことができる。 物語上での目的:ヒトラーの秘密をめぐる事件に巻き込まれ、恩師の小城と共に命が...

峠草平

よみがな:とうげ そうへい 性別:男性 国籍:日本 所属:協合通信のドイツ特派記者 性格:スポーツマンらしい正々堂々とした、一本気でおおらかかつタフな性格。 特徴:冷徹な一面を見せることもあるが、多くの女性に想いを寄せられる。 物語上での目的:3人の「アドルフ」に出会い、その数奇な運命に立ち会うことに...

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