60年代手塚作品最高のきらめき! しかし手塚バブルはこの時終わった!
早い展開、盛りだくさんの内容、第一部は満足度高し!1965年から2年以上に渡って「少年画報」に連載した本作。当時手塚治虫はかなり多忙な状態だったらしい。同時進行でたくさんの仕事を抱えており、その中には「ビッグX」「W3」などの後世に残る作品もある。本作も開始当初から展開が早く読み味が非常に良かった。また内容も凝っているのに盛りだくさんだ。「ロケット人間」「人間モドキ」という発想は新しく、そこにマモル少年の勇気、なかなか再開できない行方不明の母親、父親が人類の未来をかけて地下組織で抵抗する姿など、多様なドラマが織り込まれ非常にエンターティメント性が高い。敵味方の能力や戦い方も斬新で後のマンガや映画に影響を与えていると私は信じている。このあたりは次項でもっと掘り起こしたい。後のマンガや映画の先取り?神様手塚治虫の発想力本作に登場するキャラクターや戦い方、後のマンガや映画で「マグマ大使」をパ...この感想を読む
2.52.5
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