大将ってもんは部下の命を粗末にしちゃいけねえ
張飛
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蒼天航路とは1994年から2005年までモーニングで連載された三国時代の曹操を中心に描いた歴史フィクション漫画である。原作、原案は李學仁、画は王欣太による漫画である。三国志とはそれまで劉備玄徳を中心とした内容が多かったが曹操を中心としたことでネオ三国志とも呼ばれた。単行本は全36巻発行され累計発行部数1800万部以上売り上げている。文庫本として全18巻、また極厚版としても全12巻発行されている。 およそ2000年前主人公あまんは自由奔放な少年期を過ごしていた。その人こそ後の乱世の姦雄とも呼ばれた曹操孟徳であった。青年となった曹操は洛陽で北部尉に就任し治安を高めるために厳しい法令を乱発していた。その職務ぶりが十常侍の目にとまり敵にまわしていくことから乱世の英雄とも呼ばれる曹操の波乱の道が始まっていくのである。 後にアニメとして日本テレビより2009年4月7日から9月29日まで放映され、1998年には第22回講談社漫画賞も受賞している。
三国志の登場人物に新たな血肉を与えた!!かもしれない作品です。様々なゲームやマンガにより、三国志という誰もが(ただしオタクに限る)が登場人物とキャラについて知っていたであろう作品ですが、蒼天航路はそれを踏襲したわけでもなくあえて違うキャラ設定をしたわけでもなく、もっともっと魅力的に進化させたように思います。そもそも三国志演義は歴史書でなく蜀よりの物語なので、なんとなく誰もが主人公:劉備というイメージを持っていた三国志ですが(これまた劉備が主人公にふさわしいキャラクターなもので)、魏の曹操が主人公というのは当時は珍しかったはずです。余談ですが、連載当時、中国人の先生と三国志の話になった時に誰が好きかと問われ「曹操」と答えたところ、「あいつは悪いやつだがいいのか」と言われたので、中国でもおそらく同じだと思われます(サンプルがたった一人)。一般的なキャラのイメージを私の偏見で語りますと、曹操...この感想を読む
「知っている三国志との違い」まず特筆すべきは、一般的な三国志のストーリーと違うところでしょう。通常この時代の主人公は劉備玄徳です。本作品はその劉備玄徳の最大であり、最強のライバル曹操孟徳が主人公だということです。私はこのストーリーを読み進むに連れて強い衝撃を受けました。それは作中の劉備玄徳はひどくダメな人間だということです。人徳者で知られているはずの劉備は人の威を借り、逃げ回り、逃げ込んだ先が滅ぼされれば全てを捨ててまた逃げる。諸説あるとは思いますが、こんな劉備を描いている作品を見たのは初めてでした。「孤高の天才 曹操孟徳」では主人公の曹操孟徳です。彼は通常の三国志では割に陰険で、裏をかいて相手を騙し、残虐の限りを尽くすヒール役です。しかし、本作品では天才、非凡であるからこその苦悩や葛藤に苛まれ、その中から光明を見つけて突き進む孤高の人でした。非凡であるが故に周りからは理解されず、孤独と...この感想を読む
『蒼天航路』は、読んでわかるように、曹操目線で描かれた三国志である。他の三国志の漫画は劉備を中心に描かれていることが多いのだが、曹操がメインキャラクターになっているので、曹操好きにはたまらない展開になっている。というよりむしろ、これを読んで曹操が好きになる人が多いのではないだろか。私自身はそうだった。もともと横山光輝氏の『三国志』を小学生のこのに愛読していたので、根っからの三国志好きで、昔は劉備や関羽、張飛の桃園の契りなどの兄弟愛にあこがれを抱き、そして夢中になった、曹操目線のこの『蒼天航路』を初めて読んだときに衝撃を受けた。蜀の武将についての基礎知識はまずまずあったが、魏の武将に関してこんなに深く描かれていることに驚いた(曹操の知識はそれなりにあったが)。そしてなにより、臨場感あふれるタッチに目を奪われたことは否定できない。リアルな描写が、早く次を読みたいという衝動に駆り立てる。私的...この感想を読む
よみがな:かくか 生年月日:40歳 年齢(作品時):40歳 血液型:O型 身長:172cm 体重:68kg 星座:うお座 性別:男子 性格:まじめ 好きな食べ物:もも 嫌いな食べ物:うめ
よみがな:りゅうびげんとく 年齢(作品時):40歳 血液型:O型 身長:172cm 体重:68kg 星座:うお座 性別:男子 性格:まじめ 好きな食べ物:もも 嫌いな食べ物:うめ
よみがな:はりとび 年齢(作品時):40歳 血液型:O型 身長:172cm 体重:68kg 星座:うお座 性別:男子 性格:まじめ 好きな食べ物:もも 嫌いな食べ物:うめ
張飛
劉備と戦った際、劉備が部下を引かせたときに言った言葉。
劉備玄徳
自分を殺そうとしていた関羽を仲間にするときの言葉。
劉備玄徳
太平道の侠の精神が含まれる教えを見て言った言葉。