ウイングマンのあらすじ・作品解説
ウイングマンは、週刊少年ジャンプにて1983年から1985年の間に連載されていたSFヒーローを題材にした作品である。作者は桂正和で、単行本は全13巻が発行されている。 変身モノのヒーローに憧れている中学生の広野健太は、下校途中に異次元空間からやってきたヒロインのあおいと、不思議なノートを持ち帰ることに。しかしそのノートには、書き込んだ内容が現実になるという特殊な能力を持っており、普段から変身ヒーローに憧れる健太は、オリジナルのヒーロー、ウイングマンを書き込み、変身できる能力を身につける。異次元からやってきたあおいと出会い、異次元世界の独裁者であるリメルが差し向ける数々の刺客と戦いながら、ヒーロとしての成長や、恋愛模様をコミカルに描いている。 同作品は、愛蔵版として全7巻が発行され、1984年にはテレビアニメ化と、テレビゲーム化、2008年にパチンコ、2011年にはパチスロ機のコンテンツとして稼働している。
ウイングマンの評価
ウイングマンの感想
ヒーローを本当にかっこいいと思える作品
読者層が比較的高い年齢の珍しいヒーローもの一般的に戦隊ものやヒーローアクション物は、幼児から小学校低学年までの男子児童を対象に製作されていることが多いが、ウイングマンは中高生や大人でも楽しむことができる、珍しいヒーローものである。その要因として、複雑な恋愛心理といった、主人公の中学生健太の等身大の生活がしっかり描かれている点にある。最近は実写ヒーローものでも、視聴する児童の母親をターゲットとして難しい設定が用いられたリ、イケメン俳優を起用するということが行われているが、今も昔も思春期の男子にとってカッコいいのは、悪者をやっつけるヒーローものの主人公より、サッカー選手だったり、自分の夢を投影しやすいものに集中しがちである。ウイングマンがヒットした1983年の当時も、キャプテン翼やキン肉マンなど同じ週刊少年ジャンプのなかではサッカーやプロレスといったスポーツを題材にしたものに人気が集まる中、ヒ...この感想を読む
夢とは何かを真剣に考えさせられるのがウィングマン!!
昔の男の子なら誰もがヒーローになりたいと真剣に考えたものです。またそれを馬鹿にする友達もいませんでした。今と比べると夢と情熱を持って生きていた時代ともいえます。広野健太という主人公はあの時代の男の子達の代表であり、小学生の心をもった中学生です。私はアニメ放送から知り、ちょうどこの広野健太と同年代でしたので簡単に感情移入できました。奇しくも高校入試が終わった私はいつか出会うドリームノートに描くための絵を練習し、来たる侵略者に備えて体力づくりをしていました。でも実際にドリームノートを手に入れても、作品中のキータクラーのように使う事は出来なかったでしょう。私のその行動は現実にかなえたい夢ではなくヒーローへの憧れであり、広野のそれとは全く違います。当時の単行本の中で作者の桂正和が大枚をはたいて作ったウィングマンのスーツを着た姿の写真を私はいい大人が何を馬鹿な事をしていると思いながら見ていました...この感想を読む
ウイングマンの登場キャラクター
桜瀬りろ
よみがな:おうせりろ ニックネーム:リロ 性別:女性 性格:好き嫌いが激しくわがままな 特徴:ドクターアンバランスが造り出したゾウジンゲン 価値観:自己中心的 特技:声を衝撃波に変え攻撃したり、物を壊すこともできる 物語上での目的:リメルを裏切ってウイングマンの味方につく 能力:歌声で人を意のままに操る...
美森くるみ
よみがな:みもりくるみ 性別:女性 国籍:日本 性格:好奇心旺盛 特徴:大人びた落ち着きを持つ 価値観:取材でウイングマンの素顔を問われたこともあるが「彼に危険が及ぶので」とノーコメントを通した 趣味:七宝焼き 物語上での目的:健太がウイングマンに変身し自分達を守ってくれていることを知り、応援する 職...
布沢久美子
よみがな:ふざわくみこ ニックネーム:「仲額中のナシモト」 血液型:AB型 性別:女性 国籍:日本 所属:ウイングガールズ 特徴:トラブルメイカー コンプレックス:視力が悪く眼鏡を着用していること 部活:新聞部 誕生日:2月8日