I”s <アイズ>のあらすじ・作品解説
I”s<アイズ>は桂正和が1997年から2000年にかけて週刊少年ジャンプに連載した作品である。 連載当時から人気が高く、小説化やOVA化、更にはゲーム化もされている注目度の高い作品といえる。 物語は主人公である高校生、瀬戸一貴を中心に繰り広げられる恋愛模様が描かれている。登場する主要な女性キャラクターのイニシャルはIで統一されており、作品名であるI”s<アイズ>にかけられている。 主人公の瀬戸一貴は同じ学校に通う葦月伊織に恋心を抱き、学校内での行事がきっかけで急接近する事となる。しかしながら、同じタイミングで幼馴染である秋葉いつきが海外から帰国し、瀬戸一貴の前に現れ三角関係となってしまう。その後、更に瀬戸一貴に好意を寄せる女性が現れ、複雑な関係、胸中の状態が続くが、当初からの思いが経ちきれず、葦月伊織に正式に告白をし、はれて正式に付き合う事となる。なお、エロティックな表現がされているのも同作の特徴と言える。
I”s <アイズ>の評価
I”s <アイズ>の感想
アイズは男性も女性も印象的
大きな魅力は男の子桂正和さんと言えば美少女を描くうまさに定評がある漫画家さんですが、この漫画の一番大きな魅力は男性にあると思いました。まずヒロインの伊織ちゃんやいつきが正統派らしく整った顔で描かれているのに比べて、男性陣は寺谷からヒゲミまで様々なキャラクターデザインが採用されています。それだけでも男性キャラの存在感が強くなっていますが、内面描写も主人公の友達は豊かです。伊織ちゃんはその本心がどこにあるのかあまり触れられず、一貴の恋を応援するようなそぶりを見せることもありますが、男性キャラクターは絶妙に仲間内で見たことがあるような存在感があります。寺谷のように女性に浮ついているキャラが伊織の友達をフル意外性は抜群で、本当は真面目な人だと言うことが伝わってきました。また主人公の一貴は等身大の高校生らしく女性に奥手な少年で、時に暴走してヒロインを困惑させます。近年の男性向け恋愛漫画の主人公は...この感想を読む
高校生のリアルな恋愛描写に共感できる
桂正和氏による、ファンタジー要素がないリアルな恋愛作品著者桂正和氏と言えば、ヒーローアクションものやタイムトラベル、異次元やビデオから女の子が出てくるなど、「電影少女」「ウィングマン」などの代表的な作品にあるように、どこかしらSFやファンタジー要素が強い作品が多い。恋愛を扱った作品も多いが、どこかしら非現実的な背景や設定があったものの、I”s に関してはごく普通の高校生の日常的恋愛が描かれており、非現実やファンタジーのような要素は一切ない。コミックスの最終巻の著者の言葉では、I”s の連載は本当にしんどく、しばらく普通のラブコメは遠慮したいとコメントが寄せられていて、桂氏としてはファンタジー要素が入った作品の方が得意なようだが、性別や年齢を問わずに共感できる、心理描写や作画の緻密さは桂氏ならではで、さすがとしか言いようがない。「電影少女」との違い桂氏の恋愛もので有名な作品、電影少女では、主人...この感想を読む
中学生の女子だったのになぜか集めてた
中学生の時、深夜の番組でランク王国という番組をよく見ていたのですがその時にこのアイズという漫画がよくランクインしていたんです。女の子の絵がすっごく可愛くて美少女で綺麗だったのに惹かれて当時中学生の女子だったのですがなぜか集めだしたのでした。瀬戸一貴くんという、漫画がでみると顔は悪くない男なんですが特別取り柄もないような感じの主人公が密かにクラスメイトの葦月伊織に恋心を抱いていて少しずつ少しずつ距離を縮めていくような物語ですヒロインの伊織ちゃんが可愛いすぎて、男の漫画家さんなのになんでこんな美少女がかけるんだろうと当時不思議に思っていたほどでした。面白いので、おすすめ!