黒い家のあらすじ/作品解説

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黒い家

4.504.50
映像
4.00
脚本
4.75
キャスト
4.25
音楽
4.00
演出
4.00
感想数
2
観た人
2

黒い家のあらすじ・作品解説

貴志祐介の同名小説の映画化作品で、1999年に公開された日本のサイコ・ホラー映画。監督は「39 刑法第三十九条」「家族ゲーム」の森田芳光。 生命保険会社”昭和生命”で査定担当をしている若槻は、加入者で手指を作業事故で失い、失業中の菰田重徳から呼びつけられ、その自宅で妻幸子の連れ子和也の縊死死体を発見してしまう。以来、菰田夫婦は足繁く会社窓口に現れ、若槻に和也の保険金の支払いを迫るようになる。が、夫妻は”指切り族”と呼ばれる保険金詐欺の常習者で、若槻の恋人恵の勤務する大学の心理学教授金石によると、2人は”サイコパス”だと判明するが…。 菰田幸子を「あゝ野麦峠」「鬼畜」の大竹しのぶが演じ、その狂態が話題となった。若槻を「臨場」「JIN-仁-」(TV)の内野聖陽、菰田重徳を「古畑任三郎」シリーズ(TV)「ラジヲの時間」の西村雅彦、若槻の上司を「蝉しぐれ」の石橋蓮司、潰し屋三善を「お葬式」の小林薫、恵を「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」の田中美里が演じ、営業マン役で貴志祐介も出演している。

黒い家の評価

総合評価
4.504.50
(2件)
映像
4.004.00
脚本
4.754.75
キャスト
4.254.25
音楽
4.004.00
演出
4.004.00

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黒い家の感想

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心がない、人ではない。

この夫婦、どこかおかしい石川県は金沢市。昭和生命北陸支社に勤務する若槻慎二(内野聖陽)は気弱で真面目な男。日々保険金の請求書類に奮闘していたある日、若槻の元にある女性から「自殺でも保険金は出るのか」という相談の電話がかかってくる。その女性が自殺しようとしていると思った若槻は思い止まるように説得、すると女性は若槻の名前を聞くと電話を切ってしまう。その翌日菰田重徳(西村雅彦)と名乗る契約者から若槻へクレームが入り込む、謝罪に向かった若槻はそこで子どもの首つり自殺の第一発見者となってしまう。その日以来菰田とその妻・幸子(大竹しのぶ)から毎日のように「いつになったら子どもの保険金が出るのか」と異常なほど執拗に請求が来ることに、不審に思った若槻が自ら単独で調べていくうちに少しずつ悪夢へと引き摺り込まれていく…。この映画は1999年に貴志祐介氏のホラー小説を映画化した作品。第4回日本ホラー小説大賞受賞作...この感想を読む

4.04.0
  • 雅
  • 355view
  • 2023文字
PICKUP

サイコパスがテーマ

「黒い家」はこんな作品!この作品は、サイコパスという日常に潜む殺人者をテーマにした、ホラー映画です。保険会社に勤めるハルは、担当する菰田夫婦を調べるうちに、二人が連続殺人を行っている事実をつきとめます。しかし、一方で身の回りに報復とも取れるような、不審な事が次々と起こり始めます。幸子や菰田の過去が、徐々に明らかになっていく過程は、なんとも言えない気持ち悪さがありました。また、終盤の、菰田家でハルが恋人を探しているシーンは、お化け屋敷のような怖さがあります。途中で幸子が帰宅する所は本当に怖いです。ラストシーンの解釈!ラストシーンは、幸子を殺害した後、ハルもまた殺人の快楽に目覚めてしまう、という結末のように解釈しました。そもそもハルって、サイコパスの素養はあったのでしょうか。ハルはなよなよしていて、気弱なイメージがあります。しかし、一方で筋トレマニアでもあり、人に見せている態度と、自己イメ...この感想を読む

5.05.0
  • naonao
  • 308view
  • 2008文字

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