乱射事件(乱射するとはいってない)。
「松ヶ根乱射事件」を視聴した感想です。私にはこの作品の面白さも、意図しているところも分からなかったです。映画のワンシーンワンシーンを思い出しても、「だから何なの?」という毒にも薬にもならない感情しか浮かばないんですよね。感情が動かされないというか。笑いもないし、涙もない。そういう作品も、邦画にはよくある作風ですので、映画として成り立っていないとは思いませんが、個人的な感想としては、好きにはなれないと思いました。作品の中心になってくるのは、貧しい人々の生活感だと思います。作品の中に登場する人々の底辺感というか、貧しさみたいなものはすごく伝わってきて、目が離せない感じがしました。田舎の村の閑散とした様子。愛人の所に転がり込んだ父は、その娘を孕ませ、母は義父の介護に追われる日々。長女は畜産業の経営で終始キリキリしており、弟はそれをブラブラと手伝っている。そのどこにでもありそうな、生活に追われ...この感想を読む
3.03.0
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