コレクターのあらすじ・作品解説
コレクターは、原作ジェームズ・パターソンの作品をゲイリー・フレダーが映画化した作品である。1997年10月3日アメリカ・1998年6月27日に日本で公開された、アレックス・クロス博士シリーズの1作品目である。 脚本:デヴィッド・クラス、製作:デヴィッド・ブラウン/ジョー・ワイザン、製作総指揮:C・O・エリクソンが担当。 アメリカ南部で女子大生ばかり狙う連続誘拐殺人事件が発生した。この犯人は捕らえた女子大生をすぐに殺すのではなく、監禁して愉しむことであり最大の目的が女性を収集することであると、犯罪心理学に通じているワシントンの警官であるクロスは見抜き、独自に調査を進めていく…。そんな彼の元にケイトという女性が犯人の元から逃亡することに成功し訪ねてきた…。 アレックス・クロス:モーガン・フリーマン、ケイト・マクティアナン:アシュレイ・ジャッド、ニック・ラスキン:ケイリー・エルウィス等がキャスティングされた。
コレクターの評価
コレクターの感想
いろいろと惜しい作品
モーガンフリーマン演じる、犯罪心理学の専門家でもある刑事クロスが、誘拐された姪を助けるためにその技術を駆使して、誘拐犯を追い詰めていく、つもりだった映画。なんだか全体的に説得力に欠ける感じがしたのは私だけでしょうか?クロス刑事のプロファイリングもそうですが、犯人の異常性も少し弱い気がしました。この手のサイコサスペンスでは、犯人がどれだけ知的で、どれだけ異常かによって作品の評価が大きく変わるものだと思います。その点でコレクターという作品は、かなり微妙と言わざるを得ません。最終的に黒幕が判明するシーンも「えっ、ああ、うんそう」と、狙いすぎて突然すぎる登場になんだか逆に白けてしまいました。意外性を狙ったんでしょうが、あれは完全に失敗だったと思うなあ。キャストが豪華な分、もう少し頑張ってほしかったです。
犯罪にはタブーは無い
おかしな事だが、女の子を捕まえて監禁すると言うのはちょいちょい耳にする事がある。モーガン・フリーマンが犯人を追う彼らしい頭脳の謎解きサイコ・サスペンス。モーガンは優しくて強いそして賢い役が良く似合うが、彼は養女と出来てしまっているんだ。血は繋がってないからいいんだろうけど、流石だと感心してしまう。この作品の中でつかまった女の人が、他にも誰か居ると、話しかけるところが、なんとも切ない、あなたは誰、名前は何と自分も拉致監禁されてても、他の女の子の情報を取ろうとしている。懸命に自分の情報を相手に伝えようとする。此処は誰か一人助かれば、何とかなると期待する健気さが大変好ましい。これは他の刑事が犯人だったと言う最後だが、拉致して恐がらせて楽しむという情けない弱いもの苛めの典型だろう。最後には殺すんだから、どうにもこうにも意味が無いような気がする。犯罪を犯すやつは、タブーが無いから、どんな手でも使...この感想を読む
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