DEATH NOTEの感想一覧
漫画「DEATH NOTE」についての感想が6件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
デスノートの真実
究極の心理戦ここにあり。まずここで言う心理戦とは月がLを死神のレムを利用してLを殺した場面です。この場面は月の仲間弥に対して特別な感情を抱く死神レムを利用してLを殺すという場面です。そして死神のルールとして、特定の人間を助けたり寿命を延ばすために他の人を殺してはいけないので、結果レムは死んでしまいます。ここで月はLの死に際に、にやりと笑っている。この行為を考えると月はすべて作戦通りだったということになる。なんと月は人の寿命を使って生きている、言えば人間の上位互角ともいえる死神を欺いたのだ。がしかしLは殺される直前「やはり私は間違っていなかった」とつぶやいている。これらのことから月とLはいつもともに行動していたにも関わらずお互いキラとLということを自覚して、表では協力していたが、裏ではお互いを暴くためにさぐりあいをしていたとになる。結果Lが死に月が勝ったが。すばらしい心理戦を繰り広げた二人には感...この感想を読む
映画化もされて話題になりました。
映画やアニメにもなった作品で当時はすごく話題になりました。死神が持っているデスノートをある日主人公の八神月人が拾ったことから話が始まります。天才的な頭脳を持つ月人は、次々に犯罪者を粛清していくのですが物語が進むにつれて、やがてデスノートの存在が警察に明らかになりデスノートの所持者が月人であると疑いがかかります。その疑いを避けるために、月人はその頭脳を使って様々な策を考えていきます。月人とLの知能合戦がとても面白いです。途中、Lが登場しなくなり途端に物語が面白くなくなります。そして、ラストシーン。やっぱりというか、仕方ないというか・・・。序盤の話が面白かったので、ラストも期待しましたが月並みな終わり方で尻すぼみ感が否めませんでした。
始まり
この漫画はほんと面白すぎます。てか斬新ですよね。ストーリー性がとてもいいです。それに、死神が死神すぎます。なんかかっこよくないし、気持ち悪い顔してるんですが、なんか好きです。それに、Lもライトも頭よすぎです。最初は見事にLの策略にはまりましたね。まあ、これで終わりじゃないと思いますが。これからこの二人の頭脳対決が楽しみです。ライトもすごいですよね。あんな殺人マシーンをあんな冷静に使えるなんて。最初は戸惑っていましたが、速攻元に戻って、淡々と犯罪者を殺していきます。だめなことですが、かっこよいです。絵もとてもきれいです。全部抜け目がありませんね。
読みやすい
優等生で悪を嫌う夜神月。彼はある日、デスノートをひろう。デスノートは死神が人間の寿命を奪うために使用するノートで、死神のリュークが暇潰しにおとしたもの。夜神月はそのノートを使って裁かれていない悪人を殺していく。その不可解な事件に、警察やICPO 、世界の名探偵、Lが立ち上がる。このときのLは口調も違うしものすごくクールだなあ。このLのまま物語がすすんだらどうなってたんだろう。リュークがかわいい。うちにもぜひきてほしい。デスノートはあんまりいらないかな。大人がよんでも子供がよんでものめりこめる漫画だと思う。かしこそうな漫画がよみたいときにぜひ。
神と死神
人間一度くらいは思ったことがある、「あんな奴死んじゃえばいいのに」って気持ち。まさにソレが現実に起っちゃうっていう。しかもとあるノートに名前を書くだけで、自分の手は汚さずに代わりに死神が動いてくれるなんて便利だけど恐ろしいです。正義感は人間には欠かせないものだけど、暴走し始めると厄介なことにもなるもの。それが、命までも左右できるチカラを手に入れてしまったらやっぱおかしくなっても不思議じゃない。最初はそうでもなかったのに、ノートがホンモノだとわかってからのライトの変わりようが凄い。”愚民”だとか”新世界の神”とか。でも行動も計画も寸分の狂いもなく、完了。あまりにも完ぺき過ぎてうすら寒くなりました。
伝説の始まり
連載開始から高い評価を集め、マンガだけでなくアニメや実写映画と様々な分野において大人気作品となったDEATH NOTE、その伝説の始まりである第一巻です。そもそも名前を書いた相手が死ぬというデスノート、その発想自体はまるでドラえもんの秘密道具の様に安直なもので子どもでも思いつきそうなアイデアです。しかしながら、大場先生の高いストーリー性と小畑先生の優れた画力で当たり前のアイデアがまるで唯一無比の存在の様に素晴らしい作品に仕上がっています。この巻においては月がデスノートを拾い、実際に使用しリュークと出会う。そしてLがキラの存在を予見し宣戦布告するという内容になっています。デスノートの異能さは今さら言う必要もないですが、本来キラによる殺人ということすら定かではないはずの事件をキラによるものだと断定出来るLの頭脳も凄まじいものであり、Lというライバルがいてこその月、及びデスノートだったのだと感じます。この感想を読む