Do Da Dancin’!のあらすじ・作品解説
DoDaDancin’!は、ヤングユー(集英社)にて連載していた槇村さとるの漫画作品である。 2001年~2005年まで連載され、コミックスは全9巻刊行している。後に続編であるDoDaDancin’!ヴェネチア国際編も同誌にて連載してコミックス13巻出ている。 商店街の片隅にある魚屋の娘である桜庭鯛子(さくらばたいこ)が主人公である。鯛子は小さな頃から踊ることが大好きでバレエダンスをやっていたが、母が亡くなってからは大好きなバレエでさえもどこか上の空であった。バレエ教室の近くを歩いていた所、世界的なバレエダンサーである三上朗(みかみあきら)と出会った事がキッカケで鯛子は再びバレエに熱意を燃やし始めたのである。三上の先生でもある谷川愛子(たにがわあいこ)を紹介され、谷川の元でバレエを習い全国コンクールへと挑戦し見事金賞を勝ち取りヴェネチア国際コンクールの出場権を得る事となる。しかし、谷川からはもう教える事は無いと告げられ二人は決別して上を目指すこととなるのである。
Do Da Dancin’!の評価
Do Da Dancin’!の感想
これが本当のバレエの世界
正直、バレエの世界はこんなに上手くいかないし、こんなに単純ではないけれど、他の作品にはないバレリーナも普通の人間なのだという表現でも、プロとしての意地のぶつかりあいだということがバランスよく書かれていると思う。出てくるキャラクターもそれぞれいい味出しているし、『漫画の裏側』でキャラクターはこんな感じなのだろうかとほほえましくなってしまうような、そして自分の身近に感じられるようなキャラクター設定が個人的には大好きです。話はどんどん世界に向けて大きくなっていくけれども、それでも元の場所というか。帰る場所は変わらずあって、その中で鯛子が成長していく姿はとても応援してしまいたくなるような、ほんわか本格バレエストーリーです。