嘘喰いのあらすじ・作品解説
『嘘喰い』とは迫稔雄による日本のギャンブル漫画、バトル漫画である。2006年より集英社週刊ヤングジャンプにて開始、コミックスは36巻まで刊行されており、発行部数は430万部以上を記録している。 本作のあらすじは神がかり的なギャンブラーである主人公の斑目貘(まだらめ ばく)が日本を裏から取り仕切る賭博組織倶楽部賭郎とすべてを賭けて勝負する「屋形越え」に挑むために道中に立ちはだかる様々な組織やギャンブラーと闘う物語である。本作の特徴として一般的なギャンブル漫画の頭脳戦や駆け引きだけでなくそのギャンブル自体を成立させるために必要な暴力、つまり裏社会の人間同士の格闘戦としてのバトルまで描かれるところにある。そのため貘や仲間の梶隆臣によるギャンブル戦に加えてマルコや伽羅による格闘戦が平行して描かれることもある。また賭郎側の立会人と呼ばれる人々はフェアな立場のため最終的には敵か味方かもわからないのがスリルを高めている。
嘘喰いの評価
嘘喰いの感想
決してありふれていない賭けマンガ
勝利に必要なのは賭けごとの強さだけではない賭け事勝負をする上で、勝つ為にはもちろん並外れた洞察力、一瞬の判断力、そして時には運も必要である。しかし、そこだけでは数ある他の賭けマンガと同じになってしまう。このマンガの特徴は、賭けに勝つだけではなく、自分の身は自分で守らなければ、勝ってもその場から立ち去る事が出来ない『暴力』の要素が盛り込まれている事だと考える。勝負中の身の保障は賭郎の立会人がしてくれるが、一度その場から離れると、誰も自分の身を守ってくれない為、身を守る術を持たないといけない点が、他のマンガにはない特徴。キャラクターの個性の強さ斑目獏を筆頭に、登場人物全員の個性がとても強いのも大きな魅力の一つ。主要人物の個性が強い事はよくあるが、賭郎の立会人それぞれに強烈な個性と、裏にある物語まできっちりと考え込まれている。登場人物それぞれに個性がある為、読む人によって好きな登場人物や、逆...この感想を読む
ギャンブル
「嘘喰い」は、暴力や狂気がうずまくギャンブルの世界を描いたまんがです。ギャンブルならではの駆け引き合戦などを描いているのですが、暴力も重要な要素のひとつになっているという漫画です。知恵や駆け引きだけで勝てばいいわけじゃなくて、そこへ導くため、覆されないための暴力が不可欠になってくるんですがくわしくは是非漫画で楽しんでください!!おそらく、こういう漫画か好きな方なら間違いなく楽しめると思います。大人の男性とかがおもしろいのかな。でも女性の私も楽しめました。でもいつも思うんですけど、ギャンブルの漫画ってギャンブルの漫画の絵!!って感じの絵ですよね。
あんた、嘘つきだね
日本が誇るギャンブル漫画といえば、真っ先に上がるのは「カイジ」でしょう。あとはメディアに露出している点で「ライアーゲーム」が次点にあがるかと思いますが、漫画誌に限って言えば、個人的に最高のギャンブル漫画といえばこの「嘘喰い」をぜひとも押したいところであります。主人公の斑目貘(通称”嘘喰い”)は、普段はおどけたチャラい身形をしているものの、知力、洞察力、観察力、人心掌握に異常に長けた生粋のギャンブラー。ふとしたきっかけで関係を持つことになる、一般人の梶を巻き込んで、とんでもないレベルのギャンブルを勝ち進んでいくというストーリー。1巻では、まだまだ嘘喰いの存在はベールに包まれて謎だらけではありますが、単純なギャンブルとは思えない異様な空気を感じられる良い出だしになってるかと思います。
嘘喰いの登場キャラクター
夜行妃古壱
よみがな:やこう ひこいち 性別:男性 国籍:日本 所属:倶楽部「賭郎」 性格:紳士的 特徴:カールしている眉尻が特徴 不得意:コーヒーを淹れることだけは不得意 役割:立会人 佇まい:口髭を生やした白髪の老紳士然とした佇まい 表の世界:執事カフェ「百鬼夜行」のオーナーとして成功している
切間撻器
よみがな:きるまたつき 性別:男性 国籍:日本 所属:倶楽部「賭郎」 口癖:感情が昂ぶると「ぐはぁ」と感嘆する口癖がある 外見:優男風の外見 過去:お屋形様時代に自由を羨望し、地位を創一に譲って自らは立会人となった異色の過去を持つ 役割:立会人 性分:「自分より強くない男に限って強い男が好き」という性分...
切間創一
よみがな:きるまそういち 性別:男性 国籍:日本 所属:倶楽部「賭郎」 特徴:賭郎21代お屋形様 価値観:自分が勝ち続けることを「天命」とまで言い切り、自身の行動に揺らぎ無い自信を持つ 別名:蜂名直器 外見:オールバックと眉間にある黒子が特徴 病気:健忘症を患っている 知能:極めて高い