燃えよ剣のあらすじ/作品解説

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燃えよ剣

4.634.63
文章力
4.83
ストーリー
4.67
キャラクター
4.67
設定
4.67
演出
4.50
感想数
4
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7

燃えよ剣のあらすじ・作品解説

「燃えよ剣」は、1962年から1964年にかけて、週刊文春に連載された司馬遼太郎の長編歴史小説である。単行本としては新潮社から上下巻、文庫本としては新潮文庫から上下巻が刊行されている。 新撰組・土方歳三の生涯を扱っており、薬屋の行商をしていた若い頃、新撰組の副長として近藤勇の裏方となっていた時代から、洋式軍隊の士官となり、函館戦争で戦死するまでを描いている。 本作品をもとに多くの映画やテレビ・ドラマが生まれており、1966年の松竹映画では栗塚旭が土方歳三役を演じ、同年のテレビ東京によるドラマでは、土方歳三役を内田良平、沖田総司役を杉良太郎が熱演している。その後、1970年のテレビ朝日によるドラマでは、土方歳三役を栗塚旭が再び演じ、1990年のテレビ東京によるドラマでは、役所広司が土方歳三役を見事に演じている。 また、2004年の明治座の舞台では、土方歳三役を上川隆也、近藤勇役を風間杜夫が演じるなど、数々の映画・テレビドラマ・舞台の原作となっている作品である。

燃えよ剣の評価

総合評価
4.634.63
(4件)
文章力
4.834.83
ストーリー
4.674.67
キャラクター
4.674.67
設定
4.674.67
演出
4.504.50

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燃えよ剣の感想

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土方歳三と武士

新選組副長土方歳三の一生と新選組を綴った物語です。戦国時代の武士VS武士の覇権争いとは違い、江戸幕府末期に起こった争いの構図は武士VS庶民や下級武士という面もあると思います。今までは決して逆らうことのできなかった上級武士達に対しての不満が爆発し、士農工商という絶対的だった身分制度を覆してやろうと立ち上がった人達も多かったのではないでしょうか。そんな中、新選組の中心的存在である土方歳三や近藤勇は農民という身分で武士階級に叛旗を翻していくのではなく、あくまでもあこがれである武士になろうと励んでいく姿が切なくもあり面白くも感じました。土方歳三は新選組において隊士の細かな心情やちょっとした心の移り変わりなどを鋭く読み取る鬼副長として描かれているにもかかわらず、倒れ行く江戸幕府や終焉を迎えるであろう武士の世といった大きな時代の変化には目を向けることなく、一心に武士になろうとする姿勢が無邪気にも感...この感想を読む

4.04.0
  • kokohanakokohana
  • 236view
  • 591文字

燃えよ剣

司馬遼太郎の「燃えよ剣」は、北海道出身の子母澤寛の「新撰組始末記」がベースとなって書かれているといいます。隊長の近藤勇同様、多摩時代から新選組結成を経て各地での戊辰戦争、隊長の近藤は途中で戦死するが、土方は蝦夷地での箱館戦争で戦死するまでの生涯を描がいています。新選組時代の土方は鬼の副長として恐れられていたが、次第に角が取れて丸くなり、箱館戦争においては仏の隊長として尊敬されているのです。北海道・函館の五稜郭は観光名所として大勢の観光客が訪れているが、戊辰戦争の最後の戦いの地としては、余り知られてはいないようです。江戸から明治に改元する1868年、京の“鳥羽伏見の戦い”に始った戊辰戦争は、明治期になっての1869年の箱館戦争でもって最終的に終了するのです。土方は、官軍が函館の総攻撃を開始する頃、敗色が濃くなっても新選組や前線兵士を救うため、わずか人数を従え騎馬で出陣している。元より死を覚悟して...この感想を読む

4.54.5
  • orimasaorimasa
  • 160view
  • 454文字

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燃えよ剣の登場キャラクター

土方歳三

沖田総司

燃えよ剣の名言

わかりませんよ。 もって生まれた自分の性分で 精一杯生きるほか、 人間仕方がないのではないでしょうか。

沖田総司

肺結核を患っている沖田総司が土方歳三に言った一言

男の一生というものは」「美しさをつくるためのものだ。自分の。そう信じている。

土方歳三

大政奉還後、情勢が完全に劣勢になった新選組の中で、これからどうすると聞く沖田に土方がどうするとは男の考え方ではない、と答えた後の言葉。

なあ総司、おらァね、世の中がどうなろうとも、 たとえ幕軍がぜんぶ敗れ、降伏して、最後の一人になろうとも、やるぜ。

土方歳三

激動の幕末、どんどん味方が敵に寝返る中で、最後まで戦いぬこうと己の生き様を旧知の沖田総司に話しているシーン。

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