人が幸せになるのを喜べないようでは、人間として失格だね
セオドナ・ローレンス
理解が深まる小説レビューサイト
小説レビュー数 3,368件
若草物語はルイザ・メイ・オルコットによって1868年に書かれた小説で、原題は『Little Women(リトル・ウィメン)』である。 19世紀後半、南北戦争時代のアメリカを舞台にしており、メグ、ジョー、ベス、エイミーというマーチ家の4姉妹の日常を描いた作品で、全4作が刊行された。続編ではジョーが結婚し、その子供が登場するなど、親子三代に渡るストーリーが描かれることになる。 日本のみならず世界各国で愛されている作品で、1933年のキャサリン・ヘプバーン主演版や1949年のジューン・アリソン主演版など多数の映画が作られている。日本では1968年と1973年にテレビドラマ化されているが、舞台が日本になっているなど大幅な変更が加えられている。1980年には増山江威子主演で単発テレビアニメが放送され、1987年には『ハウス世界名作劇場』枠で山田栄子主演のアニメシリーズが放送された。南義郎や高河ゆんによる漫画も存在する。
作者のオルコットの自伝的小説ということで、登場人物の4姉妹の次女、作家志望のジョーは作者がモデルとなっています。子供の頃読んで、貧しいながらも4姉妹とお母さんで一緒に頑張って暮らしている姿が、とても心に残りました。隣人のローレンス家のおじいさんが3女のベスと仲良くなるくだりがとても好きです。病弱で内気だけど、心優しいベスが大好きでした。ベスが猩紅熱にかかって生死の境を彷徨うところは、自分の姉妹のように心配したのを覚えています。有名なのはこの作品ですが、この後更に、続編があるんですね。何度も映画化され、アニメとしても放送された名作です。
セオドナ・ローレンス
メグがブルック先生からのプロポーズを受けたことを知ったジョオはひどく嫉妬し猛反対したジョオに対して言った言葉