宝と、家族と
基本となるのはこのシリーズの肝である「宝物」探しです。 本作でもメインとなるのはキリストの「聖杯」ですが、この作品で特徴的なのは若き日のインディのエピソードが明かされること、そして聖杯探しを通じて、父との確執が明らかにされることです。 インディと同じく歴史に詳しい父ですが、研究に打ち込むあまり病死した奥さんを助けえやれなかった過去があります。 家庭内不和の原因ですが、「聖杯」探しを通して陰謀に巻き込まれて、それから逃げ延びる経過でインディに助けられたりともに冒険をします。 つまり宝だけでなくインディ自身や父とのことなど「家庭」に関係したことも入り込んでるわけです。 聖杯をめぐっては再びナチスとの戦いになりますが、この辺の活劇は衰えていません。 多少ワンパターンや不満に感じることもありますが、この家庭的な要素や過去の経緯など別の方面でもアプローチが出てきた面を、ファンとしては知れて嬉しかったです。
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