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ジョン・H・ミラー大尉
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映画界の巨匠、スティーヴン・スピルバーグ監督による第二次世界大戦を舞台に描いた戦争映画プライベート・ライアンは、1998年に公開され、アカデミー賞11部門にノミネートされた作品である。 ノルマンディー上陸成功後、死者など多くの犠牲者を出しており、更なる被害者が懸念されていた。そんな中、ミラー大佐にある命令が下された。ジェームズ・ライアン二等兵の救出作戦である。ジェームズ・ライアンには他に三人の兄弟がいたが、全員戦争により命を落としており、母親に全員死亡の知らせをすることを酷だと感じたことにより、たったひとりとなったライアン家の息子を助ける作戦の命令が下された。 自分の命すら危うい最中、ひとりの青年の為に八人の兵士が作戦のために駆り出される。不満が積もるも、救出作戦は実行される。 救出作戦を下されたミラー大佐役のトム・ハンクスを含め、リアルな演技を求めて軍事訓練を受けている。その際、ライアン役のマット・デイモンの訓練は意図的に行わず、敵対する場面演出に用いた本格的な映画である。
トムハンクスの代表作の1つで戦争をリアルに描いた作品です。舞台は、第二次世界対戦のヨーロッパ(ドイツ)です。物語の始まりはノルマンティ上陸作戦から始まりますが、ここまでリアルに戦争と言うものを描いた作品は他にないでしょう。また、映像技術がすごくまるで自分が実戦にいているかの様な一体感もあります。この作品は、銃撃戦だけではなく短剣での肉弾戦も描かれており戦闘シーンが生々しいので苦手な方は要注意です。映画のワンシーンの中で「人を殺す度に故郷がまた遠くなっていく気がする」など戦争の虚しさが伝わる台詞やシーンを多くあります。最後に個人的ではありますが、狙撃兵の ジョクソン2等兵が格好良かったです。
監督はスティーヴン・スピルバーグ、良かったですね、ドリームワークスはこれで当てて、次の作品の投資を持ってくる事ができた作品です。舞台は1944年。第2次世界大戦中、フランス・ノルマンディのオマハビーチでドイツ軍の銃撃を受け、米英連合軍の歩兵達は、大量の兵士を無くします。これ悪いお知らせを一人のタイピストが上官に見せるのです。ここは、単調なタイピングの仕事をしててはっと手を止める仕草。見事な誘い込みに持っていく始まりです。誰も悪い知らせの責任者に成りたくないと言う、不味い不味い、ボクは知りませんでしたと逃げたい皆様。やっと生き残ったミラー大尉(トム・ハンクス)に、軍の最高首脳は使命を与えるのです、ある家族の中の最後の男の一人を生きて帰国させよと。もう15年以上になりますが、当時フランスにも徴兵制がありましたが、徴兵例外のカテゴリーで特別に間逃れる場合、一人息子で在る場合や父親が死亡していると言う...この感想を読む
ドイツ戦線に投入されているライアン2等兵を救出するために8名もの人員をそもそも割くか?という単純な疑問がどうしても生じてしまいますね。実際、ライアン2等兵を救出するために2人以上の犠牲者も出てしまいますしね。それはさておき、内容としての見所は、第二次世界大戦の戦闘シーンをある程度正確に再現しているところでしょうか。私もこれまで第二次世界大戦の映画を何度か見ましたが、そういえば市街戦というのはこの作品が初めてかもしれません。単に銃を打ち合うだけでなく、時には短剣での肉弾戦もあったんだなと見入ってしまいました。ただ、戦闘シーンが生々しすぎるという感は否めないため、そいういうのが苦手な人にはちょっと見るのが疲れる映画かもしれません。
ジョン・H・ミラー大尉
ライアンを助けに来た仲間達がどんどん追い詰められて死んでいき、最後にミラー大尉も生きながらえることができず、ライアンに最期に言った言葉。 1人を助けるために大勢が死んでしまう、その犠牲のうえに得られた人生、生命の価値。それをこれから大事に生きろ!という意味で言った言葉です。