エアフォース・ワンのあらすじ・作品解説
エアフォース・ワンは1997年制作のサスペンスアクション映画である。 ロシア政局の混乱の中カザフスタンにテロリスト政権を誕生させた超国家主義者のイワン・ラデクは独裁者として恐怖政治を行っていた。新生ロシアの大統領の協力要請のもとアメリカのジェームス・マーシャル大統領は特殊部隊を派遣しラデク逮捕に成功する。ロシアでの祝賀式典で演説を行ったマーシャルは大統領専用機に乗り帰路につくがラデク奪還をもくろむヴァレリー・コルシュノフ率いるテロリスト集団はテレビクルーに扮し大統領専用機に乗り込む。離陸直後に専用機に備え付けてあった武器を手に機を占拠するがシークレットサービスは大統領を脱出ポッドに乗せて脱出させる。 それを知ったコルシュノフはファースト・レディのグレースとその娘アリスを人質にしてラデク解放を要求する。 しかし脱出したと思われたマーシャルは大切な家族とスタッフたちを危険に晒すことができず単身テロリストに立ち向かうべく奔走する。
エアフォース・ワンの評価
エアフォース・ワンの感想
何も考えずにスカッと楽しめる
こんなアクション映画は観ていてスカッとする。家族を守るために戦う大統領、とことん憎い悪役、大統領を信じると決めた副大統領。この3人が分かりやすいポジションだから、ストーリーも明快で引き込まれる。その中でも突っ込みたくなる場面はいくつかある。父親になり過ぎる大統領は部下を見捨ててしまうし、パラシュートでスタッフの大勢を脱出させる場面、ラストで大統領が飛行機に飛び乗るシーンが特にそう。それでも飛び乗った飛行機が「当機は今からエアフォース・ワンと名乗ります」と通信した時には素直に嬉しくなった。何も考えずにハリソン・フォードのダンディさやゲイリー・オールドマンの悪役っぷりを堪能したい時に最適。
よっ!大統領!と叫びたくなるアクション作品
カザフスタンでテロ組織国家を成立させたラテクを逮捕するため、特殊部隊を率いてロシアの協力の下作戦を成功させたアメリカのマーシャル大統領(ハリソン・フォード)。彼は空飛ぶホワイトハウスと呼ばれる政府専用機エアフォース・ワンに搭乗して、ロシアからアメリカへ帰ろうとしていた。大統領の側近たちと大統領の妻子、テレビクルーたちが乗り込んで専用機が離陸した瞬間、テレビクルーたちはラテクを支持するカザフスタンのテロ組織のメンバーたちだった・・・・・・。まさか政府専用機に敵が容易に乗り込んでくるとは現実では考えられませんが、ハイジャックされてしまったからには妻子を助けるため孤独な戦いを強いられます。この作品では、ハリソン・フォードよりもゲイリー・オールドマンのキレキレなテロリストの演技と、グレン・クローズの冷静な副大統領の演技が光ります。芝居がうまい脇役がいると、アクション映画の格が上がるなと感心しまし...この感想を読む