もう一つのドイル作品 秘境冒険物
冒険心あふれる一行が、未知の世界へと探検し、不思議な出来事に遭遇する…… 今では映画や漫画でよく使われる題材ですよね。そうした一連の作品の祖の一つとも言えるのが本作です。これはかのシャーロック・ホームズの著者コナン・ドイルの作品です。 主人公の新聞記者のマローンが恋人の心を射止めるために、過去に絶滅した恐竜たちが生息しているという秘境に仲間と共に旅立ちます。 ところが旅の一行はチャレンジャー教授をはじめとして一癖も二癖もある人間ばかり。独特の性格と魅力を持つ仲間たちと喧嘩したり協力したりしながら、秘境へと誘われ未知の冒険を体験することとなります。 正直あらすじ紹介を読んだときは子供っぽい話かと思ってたのですが、さすがドイル、実際に読むと現代の大人でも十分に楽しめます。ラストの決着も驚きあり、また皮肉有りで単純な結末ではありません。この分野が好きな方なら先入観にとらわれず一読されても損はないです。
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