孤島の鬼のあらすじ/作品解説

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孤島の鬼

4.004.00
文章力
3.75
ストーリー
4.25
キャラクター
3.25
設定
4.00
演出
3.75
感想数
2
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2

孤島の鬼のあらすじ・作品解説

孤島の鬼は江戸川乱歩の書いた長編小説で、雑誌の朝日に昭和4年1月から5年2月までに連載された後、改造社から刊行された。探偵役でお馴染みの明智小五郎は出てこない。 冒頭で主人公夫妻の様子が主人公の口述で始まり、どのような経緯で主人公が白髪になり、妻にひどい傷跡が残っているのかを回想する形で話が進んでいく。 主人公のかつての恋人が殺され、主人公に恋心を持っている先輩の男に疑いを持つが否定される。密室の殺人や、逆に周りに人がいる状況での殺人が続き、先輩は自分の父が怪しいと考え、主人公と一緒に生まれ故郷の島に向かい、恐ろしい光景を目にするというように話が進んでいく。 推理小説としては、殺人のトリックに意外性があり高く評価されている。怪奇小説のような特徴もあり、主人公、恋人、先輩の男の三角関係が絡みあい、陰獣をはじめとした、江戸川乱歩特有のようなどろどろした雰囲気をうまく表現されている。改造された人間達の描写が、真犯人の残忍さと罪深さを増している。

孤島の鬼の評価

総合評価
4.004.00
(2件)
文章力
3.753.75
ストーリー
4.254.25
キャラクター
3.253.25
設定
4.004.00
演出
3.753.75

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