サンドラブロックに恋してしまう - あなたが寝てる間に…の感想

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サンドラブロックに恋してしまう

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
4.5
演出
4.5

目次

サンドラブロックの魅力全開

この映画は1995年に公開されたラブコメディで、サンドラブロックが31歳の時の作品です。とにかく、彼女の魅力、可愛らしさ、美しさ、全てが余すところなく映し出されています。鉄道窓口の切符切りとして、一人暮らしをしながら働く冴えない女の子、ルーシーとして日常を送っていてさえも、口元や眼差しに隠しきれないユーモアや魅力、可愛らしさが滲み出ていて、これから起きる素敵な恋物語を予感させます。

毎日見かける、ハンサムでデキる男風のピーターに密かな恋心を抱きつつ仕事の励みにしていたり、ささやかな楽しみを見つけて単調な日常を過ごしているルーシーの表情、そしてピーターが怪我を負って気を失った場面に遭遇し、病院まで付き添って行く場面の緊迫した表情、駆けつけた家族や関係者に婚約者と勘違いされて大歓迎されてしまったときの戸惑い、ピーターとは正反対の嫌な奴だと思った弟とのやりとり、徐々に惹かれていくときの仕草、表情。そして、みんなに本当のことを打ち明ける時の表情。女の私ですら、サンドラブロックの魅力にはまってしまい、恋せずにいられない映画でした。

この映画を観たことで、サンドラブロックは私の大好きな女優の1人になったのです。

素敵すぎるBGMの数々

この作品の、もう一つの要が、BGMであるといっても過言ではありません。ときめく場面、しんみりする場面、ハプニングの場面、その全てにこれ以上マッチするBGMはないでしょう、というくらい、名曲ぞろいなのです。この映画のサウンドトラックは、その後日本のバラエティ番組などでもたびたび使用されており、そのたびにニヤリとしてしまう私です。曲が流れるといつも、映画の場面が鮮やかに蘇り、なんだか少し涙ぐんでしまうような、そんな曲たちです。

平和で豊かなアメリカを存分に感じることができる

この映画が公開された1995年は、恋愛映画の傑作、ゴーストが公開された年でもあります。冷戦が終わり、世界的に大きな争いが一段落して比較的平和な時代をあらわしていると思います。胸がキュンとするような恋をして、家族や恋人と過ごすクリスマスを思う、素敵な人生を謳歌しよう、という、豊かなアメリカ、明るく前向きな時代を感じることができるのです。日本では、この当時オウム真理教のテロなどがあり、社会が不安に満ちていました。当時の私はこの映画を映画館で観たのですが、とても癒され、ホッとしたことを覚えています。社会のこととか、将来のこととか、難しいこともあるけれど、ユーモアを忘れず、身近にいる人たちと過ごす日々を大切にしたい、そんな風に、心がほんの少し軽く、あたたかくなり、大切な人にクリスマスプレゼントを選びたくなるような映画なのです。

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