3人の女子が過去の自分と決別する『エンパイアレコード』
エンパイアレコードは一見すると、男性がいっぱい登場するので、男性中心の映画に見えるかもしれません。しかし、3人の女子店員はすべてキャラ分けされていて、3人とも現状に不満があります。この映画は、そんな3人の成長物語とも言えるので、実質の主役は女性なのではないかと筆者は考えました。デブラの場合鼻ピアスが特徴のデブラは、いきなりスキンヘッドになってしまいます。見た目はイケているのに、他の2人の女子店員と違って、タトゥーにパンツルックで、女性らしさを拒否したかのような服装のデブラ。自殺を図ろうとした詳しい事情は紹介されていませんが、女だからという理由で、何か嫌な目にあったのかもしれないな、と思いました。筆者も20代のころ自分に自信がなく、洋服の色は黒がメイン、ショートパンツやロングパンツを履いて、ミニスカートはほぼ履かない、という時期がありました。さすがにOLだし、そこまで度胸もなく、頭の形も良くない...この感想を読む
4.54.5
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