初恋のきた道のあらすじ・作品解説
初恋のきた道(原題:我的父親母親)は2000年に日本で公開された中国の恋愛映画。 いまやハリウッドで活躍する中国人女優のチャン・ツィイー映画デビュー作及び人気を博するキッカケとなった作品としても知られている。 配給元はソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント。 パオ・シー原作の同名小説を「上海ルージュ」のチャン・イーモウが映画化、脚本も原作者のパオが担当している 製作総指揮にチャオ・ウェイピン、チャオ・ユイが製作にあたっている。 主演は「LOVERS」のチャン・ツィイー。 共演者には「ブラッド・ブラザーズ」のスン・ホンレイ、チョン・ハオ、チャオ・ユエリンらがいる。 KINE NOTEでの平均評点が74点、Yahoo!映画では星5点中/4.15点と中国映画作品の中でも高い評価が得られている。 この作品はルオという都会でサラリーマンとして働く男性が父の急死を受けてふるさとの村へ帰省し、そこで老いた母・チャオディは父と結婚するまでの馴れ初めをルオに語るという物語である。
初恋のきた道の評価
初恋のきた道の感想
終始涙が止まらなかった唯一の作品
恋をする素晴らしさをあらためて思い出させる、私のなかの恋愛映画の最高傑作。とにかく泣きました。気がつくと自然に涙が止まらなくなる、そんな作品です。89分の中で半分以上は泣いてました。いままで観た映画の中でも一番泣きました。人生の中で人は多く出会いを経験し、そのなか誰かに恋をする。そしてそれがいつしか愛に変わる。そんな誰もが経験する恋愛を初恋という特別な恋をテーマに、中国のチャン・イーモウ監督が描いた作品です。この作品を観たとき、初恋の時の特別な感情がリアルに思い出されました。恋愛に疲れたとき、本当の恋愛ってわかんないと思うとき、ストレスに押し潰されそうなときにも、この初恋のきた道を観て思いっきり泣いて、あたたかい気持ちになれました。派手さは全くないが、その世界にどんどん惹き込まれていく。派手さは一切ありません。物語も淡々と進んでいきます。なのにどんどんその世界に惹き込まれていく。人はこん...この感想を読む
私たちがどこかに忘れてきた純粋さ
大陸の大自然を切り取った、圧倒的な色彩美!身近でありながら、よく知らない国、中国。百聞は一見に如かずです。邦題だけを見ると、ただの初恋ものだと思われがちな本作ですが、政治的にも歴史的な視点からも楽しめる作品です。(原題は、「私の父母」ということですから、邦題をつけた方のセンスもなかなかのものだと個人的には思いますが!)そして何より、巨匠チャン・イーモウ監督の圧倒的な色彩に対するこだわりが本当に美しい作品です。この作品は、ぜひ一度は映画館の大きなスクリーンで鑑賞したい作品です。都会では見られない大自然が織り成す圧倒的な自然の美しさをチャン・イーモウ監督はその圧倒的な技量でカメラに収めています。真冬の大雪、秋の紅葉、夏の汗、春の光と草花の息吹。それだけでも、普段なかなか自然に接することのできない自分は、何か自分の中に眠っている大自然への畏敬の念が駆りたてられる様な気分になりました。そして、...この感想を読む
純粋な恋心が眩しすぎる
今や大女優になったチャン・ツィイーの映画デビュー作。彼女でなかったら成立しなかったと思わせるくらい、かわいらしさが詰まっている。幼い日に夢中になった恋心のことを大恋愛と呼ぶことがある。けれど、一生同じように人を愛することの方がよっぽど大恋愛の名にふさわしい。世の中に結婚相手のことを一生同じように愛しているカップルがどのくらいいるのだろう、ということを考えると、純粋な大恋愛を描いた本作に心が洗われる。特に印象的なシーンは、先生に振り向いて欲しくてがんばるデイの姿。自分のお弁当を食べて欲しくて地道な努力をするところなど、恋愛したことのある女性なら誰もが共感できる。待ち焦がれて切ない時間も越え、一生愛し合ったラストシーンを見ると自然に涙がこぼれる。
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