ウェールズの山のあらすじ・作品解説
ウェールズの山は、1996年に公開されたイギリス映画である。監督・脚本は、「ミラクル/バックリーの魔女たち」「ガール・フロム・リオ」「レイチェル・カーソンの感性の森」のクリストファー・マンガー。音楽は、「アメリカの災難」「バッドデイズ」のスティーヴン・エンデルマン。出演者は、ヒュー・グラント、タラ・フィッツジェラルド、コルム・ミーニイ、イアン・マクニース。 1917年、ウェールズのとある小さな村に、村人達が誇りにしている山「フュノン・ガルウ」があった。ところが、イングランドからやって来た二人の測量技師、レジナルド・アンソンとジョージ・ガラードがフュノン・ガルウを測量したところ、山に認定される高さには6メートル足りないため「丘」であることが判明。唖然とした村人達は、誇りにしている山を丘にしてなるものかと奮闘していくのであった。山を巡る騒動と恋を描いたコメディ映画である。 2012年にBlu-rayが発売された。
ウェールズの山の評価
ウェールズの山の感想
原題がちょっと面白い
邦題が「ウェールズの山」というごくごく普通な感じになっていますが、この映画の原題が「丘を登って、山を下りてきたイギリス人」The Englishman Who Went Up a Hill But Came Down a Mountainというタイトルです。かなり長いのですが、ひねりが効いてていいなと当時思いました。村人の誇りだった「山」が6mほど足りなくて「丘」にされてしまう、これはいけないということで奮起。測量に来たヒュー・グラント演じる測量士も協力して山にするという、地味ながらほのぼのするいいお話です。とても繊細ながら恐怖を克服したジョニーを演じたイアン・ハートがヒュー・グラント以上によかったです。
イギリスらしい映画
本当にイギリスの田舎の雰囲気がでている映画だと思う。よそから来た者をなかなか受け入れてはくれないのに、いったん仲間に入ってしまえばまるで家族か親戚のようになってしまう感じ。ちゃらんぽらんでいい加減なのになぜか憎めない。バレバレの策略やなぜそんなことにこだわるのか、といった妙に頑固なところ。派手なカーチェイスもない・大胆なラブシーンもない・誰も殺されないといった超地味で、ただひたすらに「地元に山がある。」といいたいがためだけの村をあげた一大プロジェクトのお話。不思議に引き込まれるのはそれぞれの村人のキャラクターかなと思う。大真面目に村自慢の山を地図にのせてもらうために努力するのをみているうちに、こちらまで「うまくいきますように。」と願ってしまう。イギリスらしい面白い映画です。
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