純粋に生きること - フォレスト・ガンプ/一期一会の感想

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映画レビュー数 5,784件

純粋に生きること

5.05.0
映像
3.5
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
3.0
演出
4.0

何十回見たことか・・・。トム・ハンクスは特段好きな俳優ではないが、作品に恵まれているのか?他にもトム・ハンクスの映画は色々と見ていて、僕的にはこの映画は「彼らしからぬ」作品のように感じる。妻は「彼らしい」作品だと言っていたが。どちらにしろ、少し足りないフォレスト・ガンプをトムは上手く演じている。記憶に残るセリフはフォレストの母役のサリー・フィールドが言う「人生はチョコレート箱のようなもの、開けてみるまで解らない」と言うセリフ。こう言う考え方が人生を楽しく前向きな方向へと導いてくれそうで、この映画を見るたびに、家族愛や夫婦愛が純粋なものである事を感じる。それとフォレストが言う「馬鹿を言うものが馬鹿だ」と言うセリフ。これもフォレストの馬鹿正直(ちょっと足りないと言う設定)さが、逆に普通の人間の俗世間に毒された一般常識を覆すセリフとして印象的だ!それともう一つ!サリーが死ぬ時の「死は生の一部なの」と言う言葉。これはキリスト教的思想だろう、他の映画でも同じようなセリフが見受けられる。僕的にはこの言葉も印象的でとても好きな言葉だ。好きなシーンはジェミーが病床でフォレストのマラソンの話をしている時フォレストが「色んな所を見てきた」と言うシーンで美しい映像が流れる中、ジェミーが「私も一緒に見たかった」と言う言葉にフォレストが「君も一緒にいたさ」と言うセリフ。これも感動的だ!私もこう言う純粋な恋愛をして見たいものだが、この映画は、心を清くしてくれる素晴らしい映画です。

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他のレビュアーの感想・評価

ただ善く生きることの偉大さ

生きる力を高める映画この得難い作品についてひと言で表した時、心温まるとか心洗われる、みたいな言い方をきっとよくされるのだろうと思います。けれど、それではあまりにありきたりで不十分であって、私はこの作品は「生きる力を高める映画」なんだと思っています。折りに触れて見直すと、どのシーンから見たとしても、見た瞬間にぐっと何か引き上げられるような、生きる力が高まるような喜びの感覚があります。この作品の、なにか作品の存在自体が祝福されているような佇まいはどこから来るものなんだろうか。映画の中に描かれているようにもちろん、アメリカには光と影があって、色んな大きな出来事があったけれど、この映画の中にはかつてのアメリカがたしかに持っていた、ある種のシンプルでストレートな率直さ、それに伴う自然な風通しの良さと、ユーモアのある人々の良心が当たり前のように息づいています。そしてそれは、もう今では致命的に損なわ...この感想を読む

5.05.0
  • kafuluikafului
  • 199view
  • 2532文字
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喜怒哀楽が楽しめる映画です。

一人の男性の人生を描いた映画でした。ヒューマン映画は大抵飽きてしまうのですが、疾走感があるにも関わらず重要な場面ではゆっくりとしたBGMが流れ、喜怒哀楽を楽しめる映画で最後まで観ることが出来ました。笑いがある場面だと思ったらそれが後のキーワードだったり、かっこいいと思っていた人が崩れていったりと、出てくる人物の一人一人の変化もともて見所がありました。特に主人公フォレストの人生のキーワードとなるダン中尉の変化は見入るものがあり、精神面はもちろん見た目が変わったときは鳥肌が立ちました。特殊メイクなのは分かるのですが、その他で映る人物もリアリティがあり思わず声が漏れるほどでした。またケネディ大統領やジョン・レノン等の有名人物たちの実際の映像を用いた演出は、合成感が無く故人であることを知らない世代が見たら、現代に生きている人だと間違えるのではと思うクオリティの高さでした。他にも日本語訳に関しても完...この感想を読む

4.54.5
  • mi8sami8sa
  • 86view
  • 526文字

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