今も不動の人気の新世紀エヴァンゲリオン
制作されたのは、古いのですが、エヴァンゲリオンの人気は、ずっと続き、
終わりについて、何度も何度もファンの間から「納得できない!」という声があがり、
何回も作り直されている作品である。
ロボットものなのに、ロボットではなく、人造人間にエントリプラグというものを
脊柱部分に挿入されて、使徒と戦うというものなのだが、
普通のロボットものなら、明らかな「敵」が存在し、その敵に対して、戦いを
挑むというストーリーのはずなのに、このエヴァンゲリオンについては話が違う。
碇指令や一部の人間が知っている「人類補完計画」。
これが、一体なんなのかというのが、テレビシリーズから何度もリメイクされる
映画版では、決定打が明らかにされていない。
漫画版では、納得のいく説明がミサトから説明されていて、漫画版は、
納得のいくエンディングを踏んでいるにも関わらず、
アニメ版になると、不透明な終わり方をしている
「おめでとう、おめでとう」とみんなに拍手されて、ジ・エンド。
そして、その後多くのファンからの要望で、「Air」「まごころを君に」が
制作され、上映されたが、やはり意味が解らないということで、
最新版が上映されたが、それでも、みんな納得できない。
その、何度も作られて、意味不明なままで終わらせることで、庵野監督は、
碇シンジがどう人間として成長し、そして、人類補完計画とは、
結局どうしたいのか(今までの映画などの内容からすると、
人類を一つの体にして、痛みも苦しみも分かち合うという大それた計画のようだ)
それは、碇指令一人のエゴに過ぎないのかを、みんなに問いかけているようにも
見受けられた。
とにかく、今後のエヴァンゲリオンの動きからは目が離せない。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)