フォトンのあらすじ・作品解説
「フォトン 」は月刊ドラゴンジュニアで連載されていた菅野博之による漫画を原作とするOVA作品である。全6巻で1997~1999年にかけて公開された。 本作は砂漠化が進む惑星を舞台に、冒険とラブコメとドタバタギャグを描いた物語である。 「亜法」なる特殊な力が働く不思議な砂の星のとある村。惚れた芸能人を追いかけるために村の宝を持って出て行ってしまった村長の娘を連れ戻すため、村長の命令をうけて旅に出た少年フォトン。その道中、迷い込んだ未知の施設で出会った謎の少女キーネ・アクアと誤解が元でなぜか夫婦になってしまう。そしてふたりのもとにキーネを狙う、銀河帝国パパチャ伯爵の魔の手が迫るのであった。 監督は「R.O.D -READ OR DIE-」などを製作した舛成孝二。原案・オリジナルキャラクターデザイン は「天地無用!魎皇鬼」等を製作した梶島正樹が担当している。 なお同じく舛成孝二制作の「異世界の聖機師物語」「デュアル!ぱられルンルン物語」とは直接のクロスオーバーはないが、共通の世界観が採用されている。
フォトンの評価
フォトンの感想
主人公はマスコットキャラクター
入り口が分かりづらい~率直な感想としては、脚本や描かれる場面がおかしいと感じました。冒頭では、宇宙船の中で、キーネがパパチャアリーノから逃げる場面から始まります。次の場面では、主人公のフォトンがアウンを追いかけます。主人公、フォトンがアウンを追いかける途中、キーネと出会います。スペースファンタジー的な物語の始まりから、急に砂漠の田舎町に場面が変化することによって、世界観や背景が分からないまま物語が進行していきます。自分自身で考えることをしないと、物語が理解できません。正直なところ、不親切で分かりづらいと感じました。また、フォトンとキーネが出会うまで必要以上に長くて、なかなか頭の中で話の展開がつながりませんでした。宇宙側と惑星側での文明レベルに差が大きい部分も、物語が飲み込めない原因だったように思います。独特の世界観で、変わった背景での物語展開でしたので、その部分の描写は、もう少し分かり...この感想を読む