アシュラのあらすじ/作品解説

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アシュラ

4.504.50
映像
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ストーリー
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アシュラのあらすじ・作品解説

原作は講談社の「週刊少年マガジン」に1970年から71年にかけて連載されたジョージ秋山の同名漫画。目を覆いたくなるような陰惨な描写があることから発表時には有害図書指定されるなどした問題作である。そのため長らく「映像化は不可能」と云われていたが、2012年ついにアニメ化。全国の劇場で公開された。監督は「TIGER & BUNNY」などの、さとうけいいち。また、声優には野沢雅子や、俳優の北大路欣也など多数の大物が起用されている。 戦乱、飢饉。平安末期の当に餓鬼道のような世界でアシュラは生まれ、獣のように成長して行く。そんな彼も一人の少女と出会いその心に触れ、徐々に人間性を目覚めさせて行く。が、さらなる貧困と天災がアシュラたちの運命を狂わせて行く。 第16回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞受賞。ファンタジア国際映画祭 アニメーション部門 観客賞受賞。 2013年DVD及びブルーレイがバンダイビジュアルより発売されている。また、単行本も2012年に幻冬舎から文庫版(上・下巻)が刊行されている。

アシュラの評価

総合評価
4.504.50
(1件)
映像
4.504.50
ストーリー
4.004.00
キャラクター
3.003.00
声優
3.003.00
音楽
4.004.00

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アシュラの感想

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修羅の一生

飢饉で人々が理性を失い、本能のまま食料を求め、時には死体や生きた人間の肉すら喰いながら生き続ける混沌の時代。いつ殺されるか、いつ喰われるかすら分からず貧民層の人間たちは互いを殺し合い、血と狂気の日常の中で懸命に生きていた。そんな時代に生まれた哀れな獣・アシュラ。言葉を発さず、獣のように獲物を求め徘徊する姿に衝撃を受けた。まだこんなにも幼い子供ですら人肉を喰らい生き続けている事が現代ではある種のタブーとして語られるのも無理はないだろう。しかし遥か1000年前は日常的な光景であったのも事実だ。日本がいかにして現在のように平面上に豊かになったのは、「飢え」というものを痛烈に知っているからこそなのではないかと私は思う。かの応仁の乱では都が甚大な被害でほぼ壊滅状態で、飢餓や強盗・疫病など様々な痛手をこうむった。のにも関わらず、数十年の時を経て再興し、現在までに発展できたのは過去の失敗が役立っているか...この感想を読む

4.54.5
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