第四部の始まり - ジョジョの奇妙な冒険の感想

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ジョジョの奇妙な冒険

4.694.69
画力
4.38
ストーリー
4.44
キャラクター
4.63
設定
4.38
演出
4.50
感想数
8
読んだ人
36

第四部の始まり

5.05.0
画力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

100年前にも及ぶ、DIOとの決着をつけた承太郎たち。 内容の濃かった第三部が終わり、舞台は日本の杜王町という一つの街に移ります。 即ち第四部がスタートしました。個人的にはストーリーとしては第三部に譲るとしても雰囲気としては長いJOJOシリーズの中でも第四部が一番好きかもしれません。 それは様々なスタンド使いである敵との闘いが描かれている一方で微笑ましい日常のエピソードにも描写を割いていてくれているからです。 JOJOという作品はそのストーリー上、一つの敵を倒したらまたすぐ別の敵という展開が多く 特にこの後の第五部などで顕著なのですがストーリーとしては濃くても読み疲れてしまうことも個人的にはあるのです。 なのでこの第四部のような雰囲気の作品が好きなのです。 第四部が始まり、いきなり承太郎が登場します。またもや主人公は承太郎かと思いきや、なんと 彼にとって「年下」の叔父に会いに来たということでした。その名は東方仗助。 彼こそが第四部の主人公です。自分の髪型を馬鹿にされるとプッツンして無意識にスタンドで攻撃してしまうような危ないところのある彼。やはりJOJOの血筋は一筋縄ではいかないようです。

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キャラクターから読み解く「人間賛歌」

「不老へのアンチテーゼ」ジョセフという男このおれが「波紋」とかいう、チャチな超能力だけにたよっているとおもっているのか…?(2部より)ジョセフは作中、青年から老人まで年を経て活躍するキャラクターだ。しかし読んだ当時は歳をとった姿に疑問しか浮かばなかったのを覚えている。それは、そもそもジョセフは波紋の力を使えるはず。ということは若いままの姿でいられるのに、なぜ彼は年老いる必要があったのか?という疑問だ。実際、彼の実の母親であるリサリサは波紋の力で若い姿を保っている。当然ジョセフも、しようと思えば青年の姿のままいられたはずだ。一体なぜなのか?この謎を読み解くキーワードになるのが、作者の荒木先生がジョジョのテーマだと述べている「人間賛歌」という言葉ではないだろうか。2部でのジョセフの敵は、不老不死の存在だった。それは言うなれば、生命としてのひとつの完全体だ。人間のように有限の寿命もなく、おそら...この感想を読む

5.05.0
  • 曲田曲田
  • 230view
  • 2097文字
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