ジョジョの奇妙な冒険の感想一覧
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」についての感想が8件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
キャラクターから読み解く「人間賛歌」
「不老へのアンチテーゼ」ジョセフという男このおれが「波紋」とかいう、チャチな超能力だけにたよっているとおもっているのか…?(2部より)ジョセフは作中、青年から老人まで年を経て活躍するキャラクターだ。しかし読んだ当時は歳をとった姿に疑問しか浮かばなかったのを覚えている。それは、そもそもジョセフは波紋の力を使えるはず。ということは若いままの姿でいられるのに、なぜ彼は年老いる必要があったのか?という疑問だ。実際、彼の実の母親であるリサリサは波紋の力で若い姿を保っている。当然ジョセフも、しようと思えば青年の姿のままいられたはずだ。一体なぜなのか?この謎を読み解くキーワードになるのが、作者の荒木先生がジョジョのテーマだと述べている「人間賛歌」という言葉ではないだろうか。2部でのジョセフの敵は、不老不死の存在だった。それは言うなれば、生命としてのひとつの完全体だ。人間のように有限の寿命もなく、おそら...この感想を読む
伝説の始まり
これが伝説のはじまり。物語はジョナサンジョースターという紳士的な青年と野望を抱く、ディオという青年を中心に進んでいく。波紋などユニークな戦闘方法。台詞回しも独特で、とても面白い。読んでいくにつれてジョジョの世界観にどんどん引き込まれていく。「えええええ」って思いながら、笑ってしまうような場面も多くある。もう10年ぐらい前の漫画なのに、いま読み返しても面白い。だからいまだに根強いファンがいるのも理解できる。ジョジョ立ちという、キャラクターが行う独特のポーズはとてつもなく有名。一回、やってみようかなという気になるようなポーズです。
ジョジョの伝説始まる。
19世紀末、英国貴族、ジョースター卿は恩人の息子、ディオを養子にする話から始まるのですが、なんとってもディオの考えは予想をこす卑劣な内容。本当の息子であるジョナサンことジョジョを退け、財産の横取りを計画しようとするのです。そしてキーワードでもある謎の石仮面でジョジョを殺そうとする。のですが、そこからこの伝説の漫画が始まるのです。ディオとジョナサン•ジョースター一族の因縁の始まり、そしてシリーズ序盤のキーアイテム、石仮面がその姿を現します。その始まりにふさわしい最初の第1巻。正直この巻から始めたひとは今後ジョジョの漫画を見続けていくこと間違いないでしょう?さあ、いらっしゃいジョジョワールドへようこそ!
第四部の始まり
100年前にも及ぶ、DIOとの決着をつけた承太郎たち。内容の濃かった第三部が終わり、舞台は日本の杜王町という一つの街に移ります。即ち第四部がスタートしました。個人的にはストーリーとしては第三部に譲るとしても雰囲気としては長いJOJOシリーズの中でも第四部が一番好きかもしれません。それは様々なスタンド使いである敵との闘いが描かれている一方で微笑ましい日常のエピソードにも描写を割いていてくれているからです。JOJOという作品はそのストーリー上、一つの敵を倒したらまたすぐ別の敵という展開が多く特にこの後の第五部などで顕著なのですがストーリーとしては濃くても読み疲れてしまうことも個人的にはあるのです。なのでこの第四部のような雰囲気の作品が好きなのです。第四部が始まり、いきなり承太郎が登場します。またもや主人公は承太郎かと思いきや、なんと彼にとって「年下」の叔父に会いに来たということでした。その名は...この感想を読む
伝説の始まり
「何をするだァ――ッ ゆるさんッ!」の名言でおなじみ、「ジョジョの奇妙な冒険」の第一巻です。この巻がすべての始まりであり、今の「ジョジョ」シリーズの原点であるといえるでしょう。私は、この巻を改めて読み返し、本当にすごいのはディオの執念でもあるように感じました。いくらロクでもない親に育てられ、苦しい環境で育ったからといって、家の乗っ取りという野心を持ったまま7年間恵まれた生活を送っていったというのが本当にすごい。正直なところ、7年間もぬくぬくとした環境で過ごせば、肉体も考え方もそれに順応していくものだと思います。また、主人公であるジョジョと(偽りとはいえ)友情を結んでいるのに、それにすらまったくほだされないディオの根深い執念の凄さは、とてつもないものでしょう。
第三部開幕
ジョジョの奇妙な冒険第三部 スターダストクルセイダースがこの13巻から開始となっています。この第三部、おそらくシリーズ中で最も人気のある物語で、ジョジョ人気を決定づけたと言っても過言ではない作品なのではないでしょうか?第二部までの波紋による肉弾戦バトルとは打って変わり、三部からは幽波紋(スタンド)と呼ばれる謎の能力によるバトルが中心となってきます。スタンドと一口に言っても、その形状や能力は使用者によって実に様々で、主人公こと空条承太郎の操るスタンドこそ、シンプルな力強さが売りな能力ではあるものの、予知が出来る茨のスタンドや、炎を操るスタンド、紐状になって人体に寄生するスタンドに、クワガタ虫の形状をしているスタンドと、一巻に登場するスタンドだけでもかなりのバリエーションがある事がわかります。絵柄が濃いので、ビジュアル的に苦手だという人も多い作品ですが、バトル漫画としては、最高峰に位置すると...この感想を読む
ダイヤモンドは砕けない
名作ジョジョシリーズの中でも個人的に一番好きな第5部が始まるのがこの47巻です。主人公であるジョルノ・ジョバーナとチームのリーダーとなるブチャラティの2人が初対面するバトルは今でも色褪せません。第4部では日本ぽい環境下の中、ごく日常生活にスタンドという概念が施され「スタンド使いはひかれあう」というキーワードの元、膨らむ人間関係と日常に役たちそうなスタンド能力までスタンドの可能性を広げました。そんなジョジョシリーズの第5部はマフィアの指令をこなす中で様々な暗殺者とのバトルや駆け引きに敵味方関係ない執念がほとんどのキャラで見受けられ敵キャラであるにも関わらず好きになったキャラも数知れず・・・プロシュート兄貴の名言をはじめ名言が多いのも特徴なのではないかと思います
第三部
アニメを二部まで見きったので続きが気になって13巻を読んでみました。(三部は前巻の最後の方からなのですが)話がとんとん拍子に進んでやっぱりおもしろい。これが噂のスタンドですね。当時はすごかったんだろうなぁ。リアルタイムで読んでみたかったなー。それから画力も高いですね。クオリティ下がりません。一部で死んだとされていたDIOはまだ生きていたみたいで、承太郎のお母さんのホリィさんはスタンド能力の為に死にそうだし。いきなり大変な展開。新キャラもたくさん出てきたし、内容が濃いなぁ。ホリィさんみたいなお母さん、実際いたらとってもかわいいだろうなあ。あの性格は外国人だからかな。