ゴージャス★アイリンのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,136件

ゴージャス★アイリン

4.504.50
画力
3.00
ストーリー
5.00
キャラクター
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設定
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演出
4.50
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ゴージャス★アイリンのあらすじ・作品解説

ゴージャス★アイリンは「ジョジョの奇妙な冒険」等で知られる荒木飛呂彦の漫画である。週刊少年ジャンプ特別編集「AutumnSpecial」(1985年)、週刊少年ジャンプ特別編集「スーパージャンプ」創刊号(1986年)に収録。後に愛蔵版が「ゴージャス★アイリン荒木飛呂彦短編集」として刊行されている。荒木飛呂彦の漫画作品の中では初の女性主人公の作品であり、元々連載に移行する予定だったというが、荒木自身が中断し、その後「ジョジョの奇妙な物語」に移行した。 舞台はアメリカ。主人公のアイリン・ラボーナは16歳の純粋な少女。しかしその正体はプロの殺し屋。稀代の殺し屋であった父から多くの殺しの技術を受け継いでおり、殺し屋としての仕事をする時には「戦いのメイク」という化粧によって完璧なプロポーションと冷酷な性格を併せ持つ「ゴージャス・メイリン」に変身し、正義のための殺しのみを引き受ける。 独特な作風で人気の荒木飛呂彦の漫画の中でも初期の作品で、初の女性主人公の作品ということもあり、今でも多くのファンをもつ漫画である。

ゴージャス★アイリンの評価

総合評価
4.504.50
(1件)
画力
3.003.00
ストーリー
5.005.00
キャラクター
4.504.50
設定
4.004.00
演出
4.504.50

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ゴージャス★アイリンの感想

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すでに荒木飛呂彦っぽさ全開の初期作品

JOJO連載の直前、1985年の表題作当作品は、ジョジョの作者による表題作を含む短編集です。荒木は当時、表題作を連載化する予定でしたが、ダメだと途中で判断して、ジョジョの執筆に移行しました。その後、ジョジョは大ヒットし、現在もテレビでアニメが放送されていますので、このときの荒木の判断は正しかったのですが、では表題作が駄目な作品かというと、そんなことはないとは思うんですよね。というわけで、当レビューでは、本作品のよさをあらためて考察したいと思います。読みごたえのある短編、ミステリーの基礎をおさえている表題作を今あらためて読んだ素直な感想は、ずばり「読みごたえのある、きっちりとした短編だった」です。漫画というより、むしろ短編小説を読んだあとの読後感によく似ています。この作品は乱暴にまとめると、「アイリンがどこに潜んでいるのかを、悪役と捕らえられた主人公がドキドキしながら探している」という話...この感想を読む

4.54.5
  • 十蔵十蔵
  • 197view
  • 2159文字
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