自分を少しだけ好きになれる本
読み終わり、すごく心が温かくなりました。 吃音の少年が周りの友達たちとともに成長していく話です。 最初、きよしこって何のことだ?って思ってましたが、やっと謎が解けました(笑) 子どもの時って、そういう解釈の仕方ありますよね。 自分で勝手に考えてるんですけど、大人になると正しいことがいいことになっちゃうから、そういう間違いすらしなくなると思うんですよ。 だから、子どもの頃の妄想やわがままさって今思うととても大事かなって。 今は、何か持っていることにものすごい敏感で、吃音とかあったら、やれ言葉の教室行けだの、検査受けろだのなりますが、昔ってそれすらも個性になっちゃうのかなって。 その人なりの生き方を、子ども同士で感じながら認め合う。 今はちょっとでも人とちがったり、何か持ってたりするのを認め合うよりも、下に見てかわいそうに思うっていうのが風潮になってるというか、あの子はああだからってやたらに理解したふりして馬鹿にしてるみたいな。この本は、色々持ってても大丈夫!ちゃんと生きていけるよって言ってくれてるような気がするのです。
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