きみ去りしのちの評価
きみ去りしのちの感想
いのちの重さを考えさせられます
主人公は、一歳になったばかりの幼い息子を突然なくした男性です。現在の妻との間には亡くなった息子が一人いますが、実は前妻との間に一人の女の子をもうけています。この娘と二人で、巡礼の旅に出る、というストーリーになっています。 物語の始まりから終わりにかけて、一貫して生と死に焦点を当てており、すいすい楽しく読めるといった作品ではありません。人によっては読み進めるのも辛いほど、悲しい描写があったりします。ですが、絶対に最後まで読むことをおすすめします。 わたしは、読み終わったとき、人間の命の大切さや、親が自分を生んでくれたことに対する感謝の気持ちが自然と湧いてきました。